広告制作や、東京23区でポスティングサービスを行っている株式会社仲村屋様は、弊社の外国人求人サイトGuidableJobsを用いて初めて外国人採用を導入されました。
今回は、代表取締役の中村様にお話しを伺いました。どのような経緯で外国人スタッフ採用を検討し、採用に至ったのかご紹介いただきます。

ポスティング業界で進む高齢化、外国人採用を始めた理由とは?

――弊社のGuidable Jobsをお使い頂く以前に、日本の方も含めて求人方法や人材募集の方法で何か課題に感じていたことはございますか?

そうですね、なかなか人が集まりづらい状況ではありました。
僕らは業務委託契約という形でやらせていただく形の業態なので、その比較的、時給換算の仕事のほうが割がいいんじゃないかと思われる方も当然いらっしゃいます。時間の自由だったり、ファッションを別に気にしなくていいとかメリットもあるんですが。

なにより、働く方たちの選択肢がかなり増えたのことが大きいと思います。それを受けて高齢者の方が増えてきていますが、実際現場出てもらったときの不安があるし、そう言った点での問題は業界全体としてかなりありますね。

今現在も、それはみなさんどこも悩んでいるところではないでしょうか。

外国人採用を始めたキッカケは?

――実際に外国人採用を始める決断に至ったキッカケはございますか?

もともと私が海外に行く用事があって、イタリアの方で多分向こうで移民の方だと思うんですけど、ポスティングの仕事されている方がいらっしゃったんです。

「イタリアでもあるのか、外国の方でもこの仕事だったら、シンプルな業務だから比較的できるのかな」という気づきがキッカケでした。
業界全体としては、採用は中々進んでない現実はあります。

――なるほど、今後進んでいくと思われますか?

単純に少子化で、日本人として選択肢も企業もこれだけある中で、人材の取り合いになってくるだろうし、業界で全体で働いてくれる人が今後少なくなるんじゃかな。

折角、日本はこれだけグローバル化を進めてきたわけだから、少しでもうまくその環境を使いながらやっていった方がいいと個人的には思います。
外国人の方にもチャレンジしてもらって、その中でさらにできる人たちには、独立じゃないですけどそういったもののサポートだったりとかまで進むといいですよね。

フランチャイズにしていいとか、何かチャレンジしてチャンスをお互い共有してっていうのをできたらいいなというのが個人的な希望ではあります。

ですから、最初御社の商品を聞いたときに、在留外国人に特化したという形っていうのは、そういう意味ですごく魅力的でしたね。

いわゆる外国人をターゲットにした人材・求人サービスは他社さんでもあったんですが、ベトナム系で国籍が限定されていました。

また、その国の支援事業の一環の様にも見えてしまうのと、金額的に難しかったですね。

僕はどの国籍の方でも、やる気のある方たちを採用できるのであればそれで良いと思っていたので、どこかの国を絞ってというよりもいろいろな国の方に来ていただけるという点でも御社のサービスは魅力的でありました。

僕としても自分の人生の交流にもなるので、そういったところではすごく魅力を感じましたね。

導入のハードルについて

――採用コストや掲載料でハードルに感じたことはございますか?

御社の商品に関しては、コスト的にはそこまで高くは感じなかったです。例えば、採用のサポートプランによって、金額が異なると思うのですが、私たちは一番下のものでやらせていただいたんですけど、比較的採用過程でも問題はなかったです。

在留外国人の方がお使いになるということで、日本国内の媒体の形式とちょっと違うところはありましたけど、それも含めて比較的コスト的には全然いいんじゃないかなと思いましたね。掲載期間も長くあるし、よかったと思います。

採用後について

――実際に採用していただいた方がどのように働いていたか教えていただけますでしょうか。

基本的には、品物を届けたりチラシを配ってもらうというお仕事なんですが、会話に関しては全然問題ありませんでした。

ただ読む、文字を読むというのがちょっと難しかったので、そこの部分を書類を英語に直させていただいたりなど一つ手間、新しく増える手間がありましたけど、
ほとんど問題なくやっていただきました。

一度、マニュアル作成してしまえば大変なことではないですし。

――働いていただくうえで一番大変だったこと、注意していたことはございますか?

一番はニュアンスを伝えるのが大変です。例えばなんですけど、僕らの業種によくあるものなんですけど。マンションにチラシを配るときです。

マンションの基本的に入り口に大体どこもチラシなどを投函しないでくださいって書いてあるんですけど、あくまでそれはいわゆるピンクチラシだったりとかそういった政治チラシだったりを指すので、基本的に有益情報は問題ないことが多いです。

ですが中には、「完全に入れないで欲しいとか、手書きで書いてあるものはやめて欲しい方とか、あと文言の内容で着払いで送り返すものは入れないで欲しい」とか様々な文言が存在します。

これは現場で判断しなければならいことで、日本人の従業員の方にはそう伝えるんですけど、それを伝えるのがものすごく難しい。具体的に言ってもらわないとわからないとおっしゃることが多かったです。

――直面して初めて気付くこともあるのですね

そうなんです。日本語独特のニュアンスが外国の方に伝えられないの難しかった。それはこの先もずっとテーマになるんじゃないかな。

それが意外と業務にあるんだなっていうのを知りました。僕らも気づかずにやっていました。

最近の若い子はそういう意味では外国の方と変わらない部分があるのかもしれないけど、わかりません、雰囲気じゃ、と言われることもありますね(笑)

外国人採用のサポートについて

――弊社のサービスは掲載だけのプランでご利用いただいておりますが、サポートは必要に感じましたか?

そこはやっぱり本当に初めて外国の方を雇うときにはそういったサポートのプランがある方が、安心感もあるかもしれないですね。

単純に言葉の壁もある、まあペラペラ喋れるならいいんですけど。最初はそういったサポートがあったほうがいいのかなという気はしますね。

最後に外国人採用を導入して何が変わりましたか?

社内のスタッフの姿勢が変わりました。「うちの会社は外国の方も来るかもしれないんだな」というスタンスになったときに、受け入れ態勢が整いましたね。

外国人の従業員さんはアクティブで行動力もあって、そういう意味でもいい影響力を職場に与えてくれると思います。

――中村様、ありがとうございました!