【2024最新】外国人に人気の岐阜観光ランキングTOP5! 在留外国人数は全国13位
日本屈指の豊かな自然を誇る岐阜は、近年外国人観光客から新たな観光地として注目されています。
とくに、大自然に囲まれた心地よい空間で楽しむ伝統的な食事や文化が多くの観光客を引きつける魅力となっています。
また、近年では岐阜に住みながら働く在日外国人も増加しています。
本記事では、岐阜で外国人に人気の観光スポットと外国人労働者の現状について紹介します。
目次
外国人に人気の岐阜観光地ランキング Top5!
観光庁による最新の調査によると、2023年の岐阜県への外国人旅行者数(のべ宿泊者数)は100万人を超えました。
コロナ禍が明けてから約800%ほどの増加であり、高い人気があることがわかります。
岐阜県には伝統的な建造物から美しい景色まで、たくさんの観光スポットがありますが、外国人にとってどんな場所が人気なのでしょうか?
以下では、世界中で利用されている観光情報サイト「Tripadvisor(トリップアドバイザー)」の評価をもとに、外国人に人気の観光スポットTOP5を紹介します。
参考:観光庁 日本各地への訪問の実態
参考:Tripadvisor 「Things to Do in Gifu Prefecture(岐阜県の観光スポット)」
【第5位】岐阜大仏 正法寺
岐阜で外国人に人気の観光地ランキング第5位は、岐阜大仏正法寺です。
38年もの年月をかけて作られた日本屈指の大仏があるお寺です。
国の重要文化財にも登録されており、日本の伝統や文化を目当てにくる外国人に人気の観光スポットです。
岐阜駅からバスが出ておりアクセスも容易で、「日本らしさ」を感じたい観光客が多く訪れています。
参考:岐阜大仏
【第4位】みんなの森ぎふメディアコスモス
岐阜で外国人に人気の観光地ランキング第4位は、みんなの森ぎふメディアコスモスです。
図書館やカフェ、スタジオなどが集まる広大な複合文化施設です。
なかでも90万冊の本、910席の座席数を備えた図書館が話題となっており、多くの観光客が訪れます。
イベントも定期的に行われていて、一日中楽しめる施設として人気です。
建物はアーティスティックな建築物としても魅力的で、日本の建築技術を目当てにくる外国人観光客もいます。
【第3位】岐阜公園
岐阜で外国人に人気の観光地ランキング第3位は、岐阜公園です。
金華山のふもとに位置する公園で、金華山に向かう観光客が立ち寄るスポットです。
園内には休憩所だけでなく、歴史的な建築物や美術館など豊富な施設が並んでいます。
また、広大な敷地に広がる豊かな自然も人気であり、春には桜、秋には紅葉の名所として多くの外国人観光客を引き寄せています。
参考:岐阜公園
【第2位】金華山
岐阜で外国人に人気の観光地ランキング第2位は、金華山です。
標高329m、天然林が9割以上を占め多くの野生動物や野鳥が生息するのが特徴の山です。
山頂には斎藤道三公・織田信長公ゆかりの岐阜城があり、歴史的な背景の深い観光スポットとなっています。
登山ルートで自然を楽しむコースと山頂まで気軽にたどり着けるロープウェイのどちらも人気で、日本の自然と歴史を目当てにくる外国人観光客が多くいます。
参考:金華山
【第1位】岐阜城
岐阜で外国人に人気の観光地ランキング第1位は、岐阜城です。
金華山の山頂に位置し、かつて斎藤道三公や織田信長公の居城であったお城です。
大自然に囲まれた山頂というロケーションから、岐阜の街を一望した絶景が見れるとして観光客から人気を得ています。
また、夏季シーズンのナイター営業では開館時間が延長され、パノラマ夜景を楽しめるイベントが開催されており多くの外国人が訪れます。
参考:岐阜城
岐阜の在留外国人数は全国6位!
多くの外国人観光客が訪れる岐阜では、その対応として外国人材の需要が高まっています。
実際に岐阜は全国で13番目に在留外国人が多く、外国人材を雇用しやすい環境です。
以下でくわしい数字や外国人の国籍、在留資格を見ていきましょう。
参考:出入国在留管理庁「令和5年末現在における在留外国人数について」
参考:厚生労働省「外国人雇用状況の届出まとめ」
岐阜に住む外国人の人数
2023年の調査によると、岐阜県の在留外国人数は65,475人を記録しています。
3年間過去最高値を更新し続けており、今後も増えつづけることが予測されます。
市町村別では、岐阜市が11,374人で最も多く、可児市が9,208人、大垣市が6,458人で上位となっています。
岐阜に住む外国人の国籍と在留資格
国籍別
国籍別では、フィリピン人が13,356人で一番多く、ブラジル人が11,880人、ベトナム人が10,495で上位3カ国となっており、全体の半数以上を占めています。
在留資格
岐阜県には非常に多くの外国人が住んでいますが、そのほとんどが仕事に制限のない「身分系」の在留資格を持っています。なかでも永住者が最も多く、全体の約30%を占めています。
その次に多いのが「技能実習」で全体の約20%、他にも「技術・人文知識・国際業務」や「留学」が上位になっています。
岐阜の外国人労働者数
岐阜県の外国人労働者数は2023年10月時点で40,028人を記録しており、前年度から10%増加しています。
職種別では製造業が50%で最も多く、次いで建設業、卸売業・小売業で多くの外国人が働いています。
近年では人手不足に伴い、岐阜県では外国人労働者の雇用を拡大する方針が発表されています。
岐阜はなぜ在留外国人に人気?
では、なぜ岐阜には多くの在留外国人が暮らし、人気なのでしょうか。
その理由をいくつか紹介します。
参考:岐阜県公式ホームページ
高水準の事業所数
外国人労働者を雇用する事業所数は5,397所であり、前年からは398カ所増加しています。
また、岐阜県では外国人向けに就労・起業等の支援や外国人活躍・多文化共生のプログラムを打ち出しており、外国人労働者の受け入れをサポートすると同時に強化しています。
外国人が働くことに寛容な地域であることが人気の要因です。
多文化の住みやすい街づくり
岐阜県では高山市を中心に、約30年もの月日をかけて外国人招致のための施策を打ち出してきた歴史があります。
たとえば、県のWebサイトでは多言語に対応するだけでなく、国や季節ごとに変えたコンテンツを作成しています。
また、高山市では平成8年から障害者の方や外国人の方を招いたモニターツアーを実施しており、実際に旅行をしてもらいながらアンケートを取り、街づくりを進めてきました。
このように、外国人が住みやすく、観光客のきやすい街づくりを長い歴史で続けてきたのが現在の人気につながっています。
さいごに
岐阜県は豊かな自然から歴史の深いスポットがそろっており、外国人観光客にとって魅力のつまった人気の観光地の一つです。
今後も岐阜県では外国人観光客が増え続けることが予測され、その対応には県内に多く住む外国人材の雇用が欠かせないでしょう。
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