【2024最新】外国人に人気の兵庫観光ランキングTOP5! 在留外国人数は全国7位
大阪と京都から近く、歴史的建造物で名高い兵庫は外国人観光客から観光地として注目されています。
とくに、神戸のような都市部や温泉、大自然まで広がる多彩な表情が多くの観光客を引きつける魅力となっています。
また、近年では兵庫に住みながら働く在日外国人も増加しています。
本記事では兵庫で外国人に人気の観光スポットと外国人労働者の現状について紹介します。
目次
外国人に人気の兵庫観光地ランキングTop5!
観光庁による最新の調査によると、2023年の兵庫県への外国人旅行者数(のべ宿泊者数)は100万人を超えました。
都道府県訪問率は5.9%を記録し、北海道についで全国10位となっています。
兵庫県には歴史的な建造物から近代的な都市部まで、たくさんの観光スポットがありますが、外国人にとってどんな場所が人気なのでしょうか?
以下では、世界中で利用されている観光情報サイト「Tripadvisor(トリップアドバイザー)」の評価をもとに、外国人に人気の観光スポットTOP5を紹介します。
参考:観光庁 日本各地への訪問の実態
参考:Tripadvisor 「Things to Do in Hyogo Prefecture(兵庫県の観光スポット)」
【第5位】神戸動物王国
兵庫で外国人に人気の観光地ランキング第5位は、神戸動物王国です。
神戸動物王国は今年10年目を迎える広大な敷地を備えた動物園です。
数ある動物園のなかでも、動物との触れ合いや年中満開に咲く花々が魅力的で、外国人からの人気を集めています。
また、園内は全天候に対応しており、雨の日でも安心して楽しめる家族連れに人気なスポットとなっています。
神戸動物王国から三宮駅を往復するポートライナーやバスが運行しており、アクセスが容易なのも多くの外国人を引きつける要因となっています。
参考:神戸動物王国
【第4位】好古園
兵庫で外国人に人気の観光地ランキング第4位は、好古園です。
好古園は姫路城を借景にした本格的な日本庭園です。
時代劇や大河ドラマのロケ地としても使用されており、庭園を眺めながら食事を楽しむことのできるレストランや茶室が人気です。
日本文化ならではの雰囲気や体験ができるのに加えて、フォトスポットとしても外国人観光客から非常に高い支持を得ています。
参考:好古園
【第3位】神戸ハーバーランド
兵庫で外国人に人気の観光地ランキング第3位は、神戸ハーバーランドです。
ショッピングやグルメ、映画館、アミューズメントなどの大型複合施設が充実している神戸有数のショッピング・観光エリアです。
名前の通り海辺にあるため、潮風を感じながらの散策やクルーズ船に乗りながらみる夜景を目当てにくる外国人も多いです。
周辺には温泉宿を含めた宿泊施設が充実しており、宿泊先としても人気です。
参考:神戸ハーバーランド
【第2位】神戸布引ハーブ園
兵庫で外国人に人気の観光地ランキング第2位は、神戸布引ハーブ園です。
広大なハーブ園の中にあるレストランやカフェテラスで食事を楽しみ、芝広場にあるハンモックなどで1日中くつろぐことのできるリゾート施設です。
毎月季節に合わせたイベントも開催されており、とくに春から夏にかけての時期が人気です。
また、駅からハーブ園までをつなぐロープウェイからは色鮮やかな花々が見えるだけでなく神戸の街を一望することができ、外国人から人気の体験となっています。
参考:神戸布引ハーブ園
【第1位】姫路城
兵庫で外国人に人気の観光地ランキング第1位は、姫路城です。
日本で初の世界文化遺産に登録されたお城であり、全国で見ても観光名所の一つです。
城内には四季を感じられる美しい自然があり、例年9月に行われる夜間のライトアップイベントは非常に人気で、多くの外国人が訪れます。
他にも季節にちなんだお祭りやマラソン大会などのイベントが年中開催されており、観光客に人気の理由となっています。
参考:姫路城
兵庫の在留外国人数は全国7位!
多くの外国人観光客が訪れる兵庫では、その対応として外国人材の需要が高まっています。
実際に兵庫は全国で7番目に在留外国人が多く、外国人材を雇用しやすい環境です。
以下でくわしい数字や外国人の国籍、在留資格を見ていきましょう。
参考:出入国在留管理庁「令和5年末現在における在留外国人数について」
参考:厚生労働省「外国人雇用状況の届出まとめ」
兵庫に住む外国人の人数
2023年の調査によると、兵庫県の在留外国人数は131,756人を記録しています。
前年度からは約1万人増加しており、今後も増えつづけることが予測されます。
市町村別では、神戸市が55,421人で最も多く、尼崎市が13,244人、西宮市が8,401人で上位となっています。
兵庫に住む外国人の国籍と在留資格
国籍別
国籍別では、韓国人が35,144人で一番多く、ベトナム人が28,905人、中国人が23,396人で上位3カ国となっており、全体の半数以上を占めています。
在留資格
兵庫県には非常に多くの外国人が住んでいますが、その半数が仕事に制限のない「身分系」の在留資格を持っています。
なかでも特別永住者が最も多く、全体の25%を占めています。
次に多いのが「留学」で全体の10%。他にも「特定技能」や「技術・人文知識・国際業務」が上位5位にランクインしています。
兵庫の外国人労働者数
兵庫県の外国人労働者数は2023年10月時点で57,375人を記録しており、2013年以降年々増加しています。
職種別では製造業が21%で最も多く、次いで卸売・小売業、宿泊・飲食業で多くの外国人が働いています。
兵庫における外国人労働者数は過去最高値を更新し続けており、今後も即戦力の技術を持った外国人の雇用を強化する方針です。
兵庫はなぜ在留外国人に人気?
では、なぜ兵庫には多くの在留外国人が暮らし、人気なのでしょうか。
その理由をいくつか紹介します。
外国人が住みやすい
兵庫県の神戸市は港町で元々外国人がたくさん暮らしていた背景があります。
そのため、英語で対応できる病院、宗教施設、インターナショナルスクール、外国人コミュニティのクラブなどが日本トップレベルにあります。
外国人が暮らしやすい環境が整った街であると言えるでしょう。
高水準の最低賃金と事業所数
最低賃金は1,001円で全国8位です。
外国人労働者を雇用する事業所数は10,312所であり、前年から1000カ所増加しています。
このように、兵庫は高水準の労働条件と外国人労働者の受け入れ数を備えており、在留外国人から人気な理由であると言えます。
さいごに
兵庫県には近代的な施設から歴史のある建造物、美しい自然がそろっており、外国人観光客にとって魅力のつまった人気の観光地の一つです。
今後も兵庫では外国人観光客が増え続けることが予測され、その対応には県内に多く住む外国人材の雇用が欠かせないでしょう。
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