〜この記事はこんな方にオススメです〜 
◎日本人と同じように働ける外国人を採用したいご担当者さま
◎建設業の採用ご担当者さま 
◎採用した外国人の定着を実現したい方
<会社紹介> 
会社名:西進開発株式会社
従業員数:約30名 
業種:建設

道路工事、舗装工事、河川工事、宅地造成、擁壁工事など、公共工事を中心に幅広く施工管理を行う。
神奈川県厚木市を拠点に、神奈川県・東京都内・埼玉南部・静岡東部エリアの現場に対応。
地域社会の「安全・安心な環境を整える」ことを第一に、あらゆる条件の中で多様な工種を組み合わせ、自然環境にも配慮した質の高い施工を実現している。

実習生採用での悩みからGuidable jobsでの外国人採用を始めた西進開発株式会社。
Guidable Jobsを通して現在2名の外国人の採用に成功しています。

今回は社長の小山内さまにお話を伺いました。

実習生採用で得た経験

ーー貴社ではGuidable Jobsを通して2名の外国人スタッフをご採用いただいていますが、それ以外で外国人の方の採用経路はありますか?

小山内さま:

現地で採用した実習生や新卒採用、ハローワークなどの採用はあります。
ただハローワーク経由で採用した人は、すぐにやめてしまう印象がありますね。
現在弊社で働いているのは、実習生数名と中国籍のスタッフ2名、Guidable Jobsで採用した2名です。

ーー実習生採用のご経験があるとのことですが、実際に採用されてみていかがでしたか?

小山内さま:

もともと実習生採用のシステムに賛成していたわけではないのですが、フィリピンで行われた実習生向けのオーディションにたまたま参加する機会があったんです。
そこで現地の方たちに実際に会ってみて、日本で働くことへの意欲の強さに驚き、採用してもいいかなと思うようになりました。

ただ実習生は3年という期限があったり、採用のための準備が大変でコストも高いです。
そこで日本人と同じように採用できる在留外国人に目を向けるようになりました。

Guidable Jobsでの採用について

ーー外国人採用サービス選定にあたり、どのようなポイントに注目しましたか? また、どのポイントがGuidable Jobs導入の決め手となりましたか?

小山内さま:

永住権など身分系ビザを持っている外国人が多いことです。
身分系ビザを持つ外国人の方は日本人と同じように採用できますよね。
ビザ関連の事務的な手続きが面倒だったので、そこがいいポイントだなと思いました。

ーー外国人採用サービスの検討時、ご不安に思われていた点はありましたか?

小山内さま:

どんな人が応募してくるのかは気になっていました。
以前ハローワークで採用した人に少し問題があったので、同じような人から応募がきたら困るなと。
その点Guidableさんでは一次面接をして応募者を選別をしてくれたので、不安は解消されました。

ーーGuidable Jobs経由での「面接」→「採用」→「定着」の流れはスムーズでしたか?

小山内さま:

在留外国人は日本に長く住んでいる方なので、日本のカルチャーも理解しているし、真面目でスムーズでしたね。
トラブルを起こしたりということもありません。
「理解しよう」「がんばろう」という意識が強いので、定着についても問題ありませんでした。

ーー外国人の方との面接や入社の際、気をつけた点や工夫した点はありますか? また採用過程ではどういう点を重視していますか?

小山内さま:

契約に関しては、専門用語などもあるので面接時には英語が話せる妻に同席してもらい、きちんと説明を行いました。
慣れてもらうためにも社内の共通語は日本語と決めているので、日本語での会話が可能かどうかは採用過程で確認しています。
基本的には経験の有無に関わらず、意欲があれば採用しています

採用した外国人スタッフの活躍

ーーGuidable Jobsを通じて採用された、シードさんとエイドリアンさんの活躍ぶりはいかがですか?

小山内さま:

シードさんはとなり町に住んでいますが、毎日きちんと出勤してがんばってくれています。
エイドリアンさんはとても真面目な方で、面接のときにスーツを着て来てくれたくらいです。

作業員枠の応募でスーツを着てくる人は日本人でもいないです。驚きました。
彼は国内の米軍基地で監督をしていた経験があってもともと資質がありますが、「いちからがんばる」と言ってくれて、しっかり汗をかいてくれています。

彼にはこれからどんどんステップアップしていってほしいです。

たとえば今年の4月からは週一で内勤にして、ほかの外国人スタッフのサポートをしてもらおうと思っています。
今後は社内の外国人スタッフのまとめ役になって欲しいですね。
また弊社でお付き合いのあるゼネコンさんで、米軍基地を担当しているところがあります。そこで通訳として活躍してもらいたいとも考えています。

ーー採用した外国人スタッフの教育、サポートの方針はありますか?

小山内さま:

作業員を増やしたいと思っていて、その中で外国人の比率も増やしていこうとしています。
彼らのまとめ役として、まずはエイドリアンさんを育てていきたいです。

外国人スタッフが増えてくると、日本人だけでは対応しきれなくなってくるはずです。
トラブル対応だけでなく、業務の説明や指示に関してもエイドリアンさんに任せていきたいです。
そうすれば、外国人の方たちの細かな要望にも応えていけるはずです。
そうした中で彼らの和気藹々とした雰囲気など、いい部分を弊社にどんどん取り入れていきたいですね。

もしエイドリアンさんのようになりたいと思う人がほかにもいれば、同じようにステップアップさせるつもりです。

外国人採用の今後

ーー貴社内や業界における、外国人採用の今後の展望をお聞かせください

小山内さま:

建設業では「外国人採用」というとまだまだ実習生が多いです。ですが、問題は多い気がします。
雇用する側では外国人従業員を「ワーカー」としか見ていない人もいます。
オープンマインドな人でないと、外国人への理解は深まりにくいですよね。

特定技能の採用もありますが、結局のところそれも難しいです。
弊社では日本人と同じように採用したいと考えていても、国のシステムや枠組みと合わないことが多いですね。
国と業界全体で少しずつ変わっていくしかないと思います。

こうした点を見ても、永住者・定住者・配偶者の方は採用しやすいですしいいですね。
弊社ではエイドリアンさんのような人を多く育てていきたいです。

この記事のPOINT
◎「実習生採用の費用が高い」「準備が大変」という場合は、在留外国人の採用を検討してみる
◎ 定着の鍵のひとつは、採用した外国人スタッフがステップアップできる環境を提供すること
◎ 外国人スタッフの数を増やす場合、その中でリーダー役・まとめ役のポジションを作る