株式会社エコアースさんでは、創業当時から外国人採用を取り入れています。
今回はそんな株式会社エコアースさんに、外国人採用のコツを聞くべくインタビューを実施しました!

<会社紹介> 
会社名:株式会社エコアース
従業員数:約100名(連結)
業種:廃棄物処理、倉庫

3R(リユースReuse・リサイクルRecycle・リデュースReduce)を理念に、オンラインショップ事業を中核に据えた事業展開を行っている企業。2023年現在創業19年を迎え、事業を急拡大中。

創業期から実施している外国人採用

--御社では創業時から外国人採用をされていますが、どのような経緯だったのでしょう?

林さま:

たまたまスリランカ人の若い男性が応募してきたことが始まりです。
意欲がありそうだし、外国人と働くのも面白そうだということで採用してみました。

--その方の日本語は上手でしたか?

林さま:

いいえ、全然です(笑)。
今でも働いてくれていますが、あまり上達してはいませんね。

でも彼は一生懸命働いてくれてすぐに会社になじみました。
お姉ちゃんも連れてきてくれて、姉弟そろって弊社の従業員です。

「日本語があまり話せない外国人を採用する」というハードルを最初に超えてしまったので、外国人と働くのは普通のことですね。

この業界はひとがなかなか定着がしにくい業界です。
長く働いてくれる方は大事にしなければなりません。

(実際に働いている外国人スタッフとの1枚)

外国人採用を行うための工夫は?

--最初の外国人採用のハードルは、かなり高いものだったのではないでしょうか?

林さま:

そんなに苦ではありませんでした。
むしろ、外国人に合わせた仕組みづくりによって、日本人も気分がラクになることが多いです。

--そうなんですか? その仕組みづくりとはたとえばどういったことでしょう?

林さま:

荷物にすべてアルファベットと数字の品番を割り振りました。
漢字で書いてある住所や品物は、外国人には読めないこともありますからね。

こうすることによってシステムへの入力がラクになり、日本人従業員のためにもなりました。

語学が得意になるかどうかはひとの才能次第なので、すべての外国人に高い日本語能力を求める必要はないと思っています。

語学が多少できなくても、技術があるひとがいてくれるととても頼もしいです。

 

--では外国人の方の日本語能力に応じて、担当する仕事は変えているんでしょうか?

林さま:

変えていますね。
たとえば日本語があまり得意でないひとは、回収してきた品物を倉庫で管理する仕事や、輸出業務の仕事に就いてもらうことが多いです。

日本語能力が高い永住権取得済の方や定住者の方であれば、外回りのドライバーを担当してもらうこともあります。

Guidable経由の方は日本語能力が高い方が多いので、その点ではとても助かっていますね

 

--仕事を教える際に工夫されていることなどはありますか?

林さま:

基本的には、
日本人社員 → 日本語がすこしできるスリランカ人社員 → 日本語がほぼできないミャンマー人技能実習生、という順序で仕事を伝えるようになっています。

外国人同士のほうが指示が伝わりやすいので、職場内に複数の外国人がいる方がいいかもしれませんね。

初めての外国人採用をすすめるなら

--もし林さまがご友人の経営者さんなどに、外国人採用を始める相談を受けたらどうお答えしますか?

林さま:

あまり特別に構える必要はない、と思っています。
お金に関しては日本人よりシビアなひとが多いから、働くまえにきちんと伝えたほうがいいと思います。

あとは技能実習生よりも、初めは日本に住んでいる外国人のほうがいいと思います。

(オフィス内の様子)

--それはなぜですか?

林さま:

まずコストの問題です。
技能実習生は採用すると、月々組合に一定のお金を払わなければならない
渡航費なども負担する必要があります。


更にスピードの問題もあります。
こちらから申し込んでも、向こうの学校で面接などもあり、来日まではおおよそ半年以上かかります。

そして最大の問題は日本語能力ですね。
やっぱり職場で採用する一人目の外国人は難しい部分もありますので、ある程度は日本語が話せるひとがいいと思います。

--林さまの考える外国人採用のいいところはなんですか?

林さま:

まず第一に真面目なひとが採用できるということです。
もちろん、だめなひともいます。

私も外国人採用では、3,4名は失敗しています。
それでも非常に真面目ないいひとが採用できる、という感覚です。

第二に会社の仕組み自体がよくなることです。
先ほどの品番の話のように、外国人が働きやすくなることは、日本人社員にとっても会社にとってもいい効果をもたらします。

応募数に驚いたGuidable Jobsの魅力

--Guidable Jobsにご掲載いただいていますがご状況はいかがですか?

林さま:

最初は営業の方にすすめられてなんとなくだったんですが、ほんとにこんなに来るとは(笑)という感じです。

--応募の質はいかがですか?

林さま:

びっくりすることに海外の大学院を出ているようなひともいて、非常に質が高いです。
日本語が上手な方も多いですね。

早速1名採用が決まって、来月からもう入社予定です。

--おめでとうございます。ちなみに導入を決めていただいたきっかけはなんですか?

林さま:

営業の方が「月別の応募数」など、詳細なデータを見せていただいたことです。

ほかの求人媒体さんだと適当に「いつでも来ます」のようにいいますが、データをもとにご提案をいただいたのでやってみようと思えました。

--本日は貴重なお話ありがとうございました!