人口約14億人で世界1位のインド、一方少子高齢化で労働人口の減少が進む日本。
この両国の経済面での繋がりは年々強まっており、日本におけるインド人労働者の数も増加しています。
今回の記事ではインド人労働者の日本での働き方について詳しく説明しているので是非ご覧ください!

日本で働いているインド人労働者について

在日インド人労働者の人数

40,000〜45,000人のインド国籍の人々が日本に住んでいます。その中でも、かなりの割合がインド人労働者であり、特にIT、エンジニアリング、学術分野で活躍しています。

大部分はソフトウェア開発、システムエンジニアリング、その他の技術職などの高度な専門職に従事しています。また、多くのインド人駐在員が研究、製造業、ホスピタリティ分野でも働いています。日本では少子高齢化により労働力が不足しており、特に技術分野での人材需要が高まっています。これに対し、インドは若くて教育を受けた労働力が豊富です。日本とインドの協力関係が多種多様な分野で強まっていることから、インド人労働者の数は増加しています。

どのような業種で働いているのか

ITおよびソフトウェア開発

日本で働くインド人労働者の多くは、IT関連の分野に従事しています。多くのインド人専門職は、ソフトウェア開発者、システムエンジニア、データサイエンティスト、ITコンサルタントとして働いています。日本では高度なIT人材の需要が高く、その不足を補うためにインド人労働者が採用されています。

エンジニアリング

インド人エンジニア、特に機械工学、電気工学、土木工学の専門知識を持つ人々は、日本でも高く評価されており、製造業、建設業、自動車業界などで活躍しています。

学術および研究

少数のインド人労働者は、科学技術やエンジニアリング関連の分野で、学術機関に従事しています。これには大学や研究所での職務が含まれます。

インド人労働者の特徴と強味

高度な技術力と教育水準

  • バイオテクノロジーとライフサイエンス:インドの研究者は、バイオテクノロジー、医薬品、医療科学において卓越しており、ヘルスケア、薬剤開発、遺伝子工学の分野でグローバルな健康問題の解決に貢献しています。
  • 材料科学とナノテクノロジー材料科学の分野で、インドの科学者は電子機器、建設、環境持続可能性に関する革新的な材料に取り組んでおり、ナノテクノロジーなどの先進分野でのブレークスルーに貢献しています。
  • 物理学とエンジニアリング研究:インドの研究者は、物理学、量子コンピューティング、エネルギー分野で最先端の研究に携わっており、持続可能なエネルギーソリューションや高度なコンピューティング技術、産業技術の開発において重要な役割を果たしています。

柔軟力と適応力

アジャイルとスクラム:インドのプロフェッショナルは、アジャイルプロジェクトマネジメントスクラム手法に熟練しており、柔軟性と迅速な対応を重視したプロジェクト管理が可能です。これらはソフトウェア開発や他の業界で効率的なプロジェクト遂行と柔軟な対応を可能にしています。

ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)とマネジメント:インドは長年にわたり、BPOやKPO(知識プロセスアウトソーシング)のハブとなっており、インドのマネージャーやチームリーダーは、グローバルな運営やチーム管理、業務プロセスの効率化に豊富な経験を持っています。

国際的に通用するコミュニケーション能力

多くのインド人は、英語と母国語(ヒンディー語、ベンガル語、タミル語など)を含む複数の言語に堪能です。特に、英語が公用語として使用されているため、国際的な職場でも英語によるコミュニケーション能力が高いことが特徴です。このため、日本の多国籍企業や英語を使用する職場ではスムーズにコミュニケーションが取れます。

インドの労働者は、チームで働く経験が豊富であり、特にITやエンジニアリングなどの分野では、グローバルなプロジェクトチームの一員として働くことに慣れています。このため、日本の職場においても、チームワークを重視する環境で効果的に働くことができます。

▼インド人の英語についてもっとくわしく知りたい方はこちら!!

インド人は英語が話せるの? 英国から独立するまでにインド国内に英語が浸透したって本当?!

インド人採用の注意点

企業が必要なサポート

・日本語でのコミュニケーション:多くのインド人プロフェッショナルは英語に堪能ですが、日本語の能力が限られていることがよくあります。特に技術職以外の職場や、日本語が主なコミュニケーション手段である場合、コミュニケーション上の課題が生じる可能性があります。日本語サポートや日本語教育を提供することで、効果的な統合が進むでしょう。

日本人との性格の相性

インド人は一般的に成果重視であり、結果を出すことに重点を置きます。効率を重視し、個々の能力を発揮することが重要視されます。一方、日本ではプロセス重視の姿勢が強く、チーム全体で協力して物事を進め、全体の調和を図ることが大切にされています。個々の成果よりも、組織全体での成功が重要視されます。

したがって、インド人の結果重視の姿勢と、日本人のプロセス重視の姿勢が組み合わさることで、効率的かつ質の高い仕事を実現することが可能です。

今後の展望

インド人と日本人の関係には、文化的な違いが影響することがありますが、相互理解お互いの強みの活用により、非常に相補的な関係を築くことができます。柔軟な対応と慎重な計画、直接的なコミュニケーションと間接的なコミュニケーションのバランスを取ることで、双方にとって良好な協力関係が育まれるでしょう。

初めての外国人採用ならGuidable Jobsがおすすめ

ハローワークなど、さまざまな求人媒体はあると思いますが、外国人採用に特化した求人媒体があるのはご存じですか?

  1. 求人募集を出しても若い人が応募してこない
  2. そもそも求人に応募がこない
  3. 外国人採用を始めてみたい

採用をしたいけれどいいひとが来ない、と感じている人の多くが外国人採用を始めてます。

ぜひお気軽に資料請求やご連絡ください。