【2025年最新版】外国人採用で使える求人サイト9選! おすすめのポイント、会社に合うサービスの選び方を紹介

外国人採用が話題になっていますが、自分たちだけで外国人を探して採用するのは、まだまだ難しいのが現状です。
では、企業はどのようにして外国人を採用しているのでしょうか?
多くの場合、企業は求人サイトを利用したり、外国人採用をサポートしてくれる機関を活用しています。
そこで今回は、外国人採用に役立つおすすめの求人サイトをご紹介します。
外国人採用に興味がある方や、求人サイトを探している方は、ぜひ参考にしてみてください!
日本で進む外国人採用の現状
最近、街で外国人を見かける機会が増え、職場でも外国人労働者と一緒に働く場面が増えてきました。まずは、日本での外国人採用の現状についてわかりやすく説明します。
外国人労働者数
厚生労働省が2024年に発表したデータによると、日本で働く外国人労働者の数は204万8,675人にのぼります。
これは前の年より約20万人も増えており、毎年、過去最多を更新しています。
人手不足の理由
日本が人手不足になっている理由のひとつは、少子高齢化による働く人の減少です。
内閣府のデータでは、生産年齢人口(働き手の年齢層)は2020年の約7,400万人から、2065年には約4,500万人にまで減ると予測されています。この大幅な減少に対応するため、早めの対策が必要です。
外国人労働者を受け入れる企業数
外国人労働者を雇う企業も年々増えています。調査によると外国人を雇用している事業所は約31万8,775か所に達し、前年から2万カ所も増えました。
企業の国際化が進む中、外国人採用がますます広がっています。
このように、日本では少子高齢化による人手不足を補うため、外国人労働者の受け入れが進んでいます。
今後も外国人労働者は日本の職場や社会を支える大切な存在になっていくと考えられています。
参考:厚生労働省 「外国人雇用状況」の届出状況まとめ
参考:内閣府 人口減少と少子高齢化
外国人採用で求人サイトを使うメリットは?
外国人採用が増えている中で、求人サイトを使って人材募集をするといろいろなメリットが得られます。
ここからは、その主なポイントをわかりやすく説明します。
たくさんの人に求人を見てもらえる
求人サイトを使うと、多くの人に求人情報を届けられます。とくに外国人をターゲットにした場合、さまざまな国や地域から応募者を集めやすく、必要なスキルや経験を持った人を見つけやすくなります。
外国人が母国語で求人情報を見られる
外国人向けの求人サイトは、いろいろな言語に対応していることが多いです。
これによって、応募する人が自分の言葉で求人内容を理解でき、仕事の内容をしっかり把握できます。その結果、企業と応募者の間でミスマッチが減ります。
外国人に合った求人情報が多い
外国人を採用するための求人サイトには、求職中の外国人のニーズに合う情報がたくさん載っています。
たとえば、日本語がどれくらい話せるかや、特定のスキルが求められる仕事など、ピンポイントで条件を絞って探せる仕組みが整っています。
費用を節約できる
いくつかの求人サイトでは、無料で求人を載せられたり、低コストで使えたりします。
人材紹介会社のように採用が決まったときに追加で料金が発生するサイトも少なく、無駄な費用を抑えられます。
応募者の質が高い
外国人採用に特化したサイトでは、必要なスキルを持った外国人が集まりやすいです。
特定の業種や職種では、外国人のほうが適している場合も多く、企業にとって頼もしい人材を見つけやすくなります。
採用後のサポートが受けられる
多くの求人サイトでは、外国人を採用した後の手続きやサポートも充実しています。
たとえば、ビザの取得や住む場所の手配などを助けてくれるサービスもあるので、採用後もスムーズに進められます。
求人サイトには、外国人採用を助けるさまざまな仕組みがそろっています。こうしたメリットをうまく活用すれば、企業にとって大きな力になるでしょう。
外国人採用で使う求人サイトを選ぶコツ
では、求人サイトを選ぶときには、どんなことに気をつければいいのでしょうか?
ここからは、外国人向けの求人サイトを選ぶときのコツをお伝えします。
サイトの種類を知ろう
求人サイトには大きく分けて2つのタイプがあります。
- 総合型:日本人向け求人情報も掲載されている、一般的な求人サイトです。利用者が多いですが、日本語で書かれた求人情報が中心です。
そのため、永住者や技人国ビザなど、日本語が得意な外国人を中途採用したい場合に向いています。 - 特化型:外国人向けに作られた求人サイトです。日本語が得意でない人でも使いやすく、外国人に必要な情報がしっかり揃っています。
どんな人材が必要かを考えよう
求人サイトによって、応募者のスキルや経験、言語能力に偏りが見られることがあります。
自分たちがどんな人材を探しているのかを考えて、それに合ったサイトを選ぶことが大事です。
たとえば、特定の業界に強いサイトや、英語や他の言語で求人情報が出せるサイトなど、自社のニーズに合うものを選びましょう。
サポート内容をチェックしよう
外国人を採用するには、ビザの手続きや住む場所の準備など、特別なサポートが必要なことがあります。
求人サイトがどんなサポートをしてくれるのか、また採用後にどれだけフォローしてくれるのかを確認するのがポイントです。
費用の仕組みを確認しよう
求人サイトには、次のような料金体系があります。
- 掲載課金型:求人を載せるときに料金がかかるタイプ。
- 応募課金型:応募者が現れたときに料金が発生するタイプ。
- 成功報酬型:実際に採用が決まったときだけ料金がかかるタイプ。
どのタイミングで費用が発生するかが違うので、自社の予算に合ったタイプを選びましょう。
このようなポイントを考えて求人サイトを選べば、外国人採用をスムーズに進めることができます。自社のニーズに合ったサイトを活用して、効果的な採用活動を目指しましょう。
外国人採用で使える求人サイト、おすすめ9選!
外国人採用を支えてくれる企業は数多くありますが、今回の記事ではとくに実績が豊富かつサポートが充実している9企業(サービス)をご紹介します。
【今回ご紹介する求人サイト】
- NINJA(NEXT IN JAPAN)
- Jobtopia
- Daijob.com
- NIPPON仕事.com
- ガイジンポットジョブ
- WORK JAPAN
- ジョブズインジャパン
- Indeed
- Guidable Jobs
1. NINJA(NEXT IN JAPAN)
画像引用:NINJAホームページ
NINJAは、日本に住んでいる日本語がビジネスレベル以上の外国人向けの転職サイトです。
登録している人の質が高く、内定を辞退する人や短期間で仕事を辞める人が少ないのが特徴です。
初期費用は無料で、完全成功報酬型の料金システムなので、企業は安心して利用を始めることができます。
また、プロのコンサルタントがサポートをしてくれ、求人内容やスカウトメッセージのアドバイスももらえるため、採用がうまくいきやすいと評価されています。
特徴 | |
求人サイトの種類 | 外国人特化型 |
サポート体制 |
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料金体系 | 初期費用0円、成功報酬型 |
おすすめの業界 | 日本語能力が求められる業界 |
外国人登録者数 | 50,000人以上 |
登録者の特徴 |
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2. Jobtopia
画像引用:Jobtopiaホームページ
Jobtopiaは、若手外国人求職者と日本の企業をつなぐ求人サイトで、とくに外国人留学生の採用をサポートすることに力を入れています。
さまざまな業界に対応しており、求職者が自分のスキルや経験を活かせる仕事を見つけやすくするための機能が豊富です。
留学生向けのキャリアデザイン講義、インターンシップなどをおこない、ひとりひとりの留学生の強みや特徴を認知し、その強みを活かして求人を行う企業の社風や仕事内容に合う外国人留学生を紹介しています。
また、企業向けには外国人採用のコンサルティングサービスも提供しており、採用活動をスムーズに進めるためのサポートが受けられます。
特徴 | |
求人サイトの種類 | 外国人特化型 |
サポート体制 |
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料金体系 |
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登録者の特徴 |
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3. Daijob.com
画像引用:Daijob.comホームページ
Daijob.comは、バイリンガルの人材が多く登録している求人サイトです。
さまざまな業界に対応していて、とくに英語を使う職場や国際的なビジネスの環境を求める企業にぴったりです。
語学力や職種などの条件から自社に合った人材を検索し、採用したい人に直接スカウトメールを送ることができます。また、求人作成や人材検索、スカウトなどの作業をDaijob.comに任せることもできるので、忙しくても外国人採用がスムーズに進められるのが特徴です。
特徴 | |
求人サイトの種類 | 総合型 |
サポート体制 |
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おすすめの業界 | 国際的なビジネス環境を求める業界 |
登録者数 | 26.5万人以上(日本人登録者を含む) |
登録者の特徴 |
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4. NIPPON仕事.com
画像引用:NIPPON仕事.comホームページ
NIPPON仕事.comは、日本語が得意で専門的なスキルを持つ外国人材の求人に強い求人サイトです。採用が決まるまで費用がかからないため、リスクを抑えて採用活動が進められます。
観光業やIT業界をはじめ、さまざまな業種に対応しており、外国人ならではの視点やアイデアを活かしたい企業におすすめです。
また、ビザの申請や更新のサポートも行っており、企業の負担を軽くできるのが大きな特徴です。
特徴 | |
求人サイトの種類 | 外国人特化型 |
サポート体制 |
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料金体系 | 成功報酬型 |
おすすめの業界 | 観光業、IT業界など |
登録者の特徴 |
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5. ガイジンポットジョブ
画像引用:ガイジンポットジョブホームページ
ガイジンポットジョブは、正社員からアルバイトまで、さまざまな雇用ニーズに対応できる求人サイトです。
職歴や住んでいる場所、ビザの種類に基づいて自動で人材をマッチングしてくれるので、効率よく採用を進められます。
優秀な人材を低コストで見つけられるのが魅力で、多言語対応が必要な業界や専門的なスキルを求める企業にもぴったりのサービスです。
利用企業のリピート率は80%以上を誇り、多くの企業の採用活動を支えています。
特徴 | |
求人サイトの種類 | 外国人特化型 |
サポート体制 |
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料金体系 | 掲載課金型 |
おすすめの業界 | ホテル、サービス、IT/Web・ゲーム、越境EC、インバウンド業界など |
登録者の特徴 |
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6. WORK JAPAN
画像引用:WORK JAPANホームページ
WORK JAPANは、ほとんどの求人で3日以内に応募が集まるという、高い応募率を誇る求人サイトです。とくに、飲食業や清掃業、派遣業界での利用が増えています。
求人作成が簡単で、多言語に対応しているため、外国人の採用をスムーズに進めたい企業にぴったりです。外国人スタッフを活用したい企業や、インバウンド対応を強化したい企業におすすめのサービスです。
特徴 | |
求人サイトの種類 | 外国人特化型 |
サポート体制 |
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料金体系 | 掲載課金型 |
おすすめの業界 | 飲食業、清掃業、ITエンジニアリング、物流業界など |
外国人登録者数 | 10,000人以上 |
登録者の特徴 |
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7. ジョブズインジャパン
画像引用:ジョブズインジャパンホームページ
ジョブズインジャパンは、外国人採用を効率よく行える求人サイトです。
求人の掲載が簡単で、事前アンケートを使って応募者を絞り込む機能や、独自のビデオインタビューシステムを提供しています。
教育、ホスピタリティ、IT、製造、サービス業に強みがあり、短期間で優秀な外国人スタッフを採用したい企業にぴったりです。
毎月数千人の外国人が新しく登録しており、さまざまな業種に対応しています。
特徴 | |
求人サイトの種類 | 外国人特化型 |
サポート体制 |
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料金体系 | 掲載課金型(料金プラン別) |
おすすめの業界 | 教育、ホスピタリティ、IT、製造、サービス業界など |
外国人登録者数 | 30,000人以上(履歴書閲覧が可能) |
登録者の特徴 |
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8. Indeed
画像引用:Indeedホームページ
Indeedは、求人情報に特化した検索エンジンで、多くの求人情報をまとめて掲載しています。中小企業から大企業まで、幅広い企業に利用されています。
外国人向けに特化しているわけではありませんが、多くの外国人求職者にも利用されています。
求職者は職種や勤務地、給与などの条件を細かく指定して検索できるため、自分に合った求人を見つけやすく、利用者が多いことが特徴です。
求人掲載は無料で始められ、さらに多くの求職者にアプローチしたい場合は有料オプションのスポンサー求人を使えば、短期間で効率的な採用活動ができます。
特徴 | |
求人サイトの種類 | 総合型 |
サポート体制 |
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料金体系 | 無料(スポンサー求人は有料) |
9. Guidable Jobs
Guidable Jobsは、日本最大級の外国人特化型求人サイトです。
外国人採用が初めての企業でも安心して利用できるよう、専任スタッフがしっかりサポートするのが特徴です。
料金は業界でもトップクラスの安さで、正社員からアルバイトまで幅広い雇用形態の求人に対応しています。
採用担当者の負担を減らし、スムーズに採用を進められる仕組みが整っているため、外国人を積極的に採用したい企業におすすめです。
全国各地からターゲットを絞った採用が可能で、さまざまな業界の企業に利用されています。
特徴 | |
求人サイトの種類 | 外国人特化型 |
サポート体制 |
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料金体系 | 掲載課金型(料金プラン別) |
外国人登録者数 | 250,000人以上 |
登録者の特徴 |
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外国人採用で押さえておくべきポイント
外国人を採用するには、日本人とは違う点がいくつかあります。事前に確認すべきことも多いので、ここでは基本的な注意点を2つ紹介します。
在留資格の確認
外国人が日本で働くためには、就労が認められた在留資格を持っていることが必要です。
在留資格は大きく分けて、「就労が認められる在留資格」「身分・地位に基づく在留資格」「就労が認められない在留資格」の3種類があります。
就労が認められる在留資格を持っている場合、その資格の種類が仕事内容に適している必要があります。
また、就労が認められない在留資格でも、手続きを行うことで制限付きでアルバイトなどが可能になる場合もあり、働く条件はさまざまです。
ルールを守らないと、企業も外国人も罰則を受けることがあります。
そのため正しく外国人を雇うためには、登録者の在留資格チェックが既に行われているサービスなど、信頼できるものを利用することをおすすめします。
日本語レベルや労働条件の確認
外国人を雇うとき、言葉の違いでうまくいかないことがあります。たとえば、残業や給料についての説明は、何度も丁寧に行う必要があります。
また、国や文化によって仕事に対する考え方が違うこともあるので、採用前にしっかりと準備しておくことが大切です。
自社の仕事にどのくらい日本語が必要かを決め、外国語でのマニュアルを作るなど、スムーズに仕事を進められるように環境を整えておきましょう。
さいごに
この記事では、外国人を採用するために役立つ求人サイトを紹介しました。
それぞれのサービスは、ターゲットとする外国人や提供しているサービスが異なります。そのため、仕事内容に合った企業を選んでサポートを受けるのが一番です。
外国人採用を考えている方は、記事で気になったサービスにお問い合わせをしてみてはいかがでしょうか?