ホールスタッフや調理スタッフが不足していて、常に求人を出している飲食業、飲食店は少なくありません。常に求人を出しているのに中々欲しいタイミングで応募が集まらないという企業、店舗も多くあるのではないでしょうか。

この記事ではなぜ飲食業の求人は応募が集まりにくいのか、業界内で行なっている対策、また求人応募を集めて採用につなげるための新たな解決策についてデータを用いてご紹介していきます。

飲食業の採用難易度は全業種平均の2.5倍!

飲食業の有効求人倍率推移を表すグラフの画像

有効求人倍率から見ることができる採用難易度ですが、全業種の求人倍率1.13に対して、飲食業は2.86と、約2.5倍採用が難しくなっています。10年前と比較すると約1.3倍に悪化しており、業界全体が慢性的な人手不足に悩まされていると考えられます。

飲食業の有効求人倍率は2.86倍なので、1人の求職者に対して約3つの求人が競合している状況です。そのため、3企業が1人の求職者を競い、2つの企業は人材の確保がむずかしいという市場になっています。 そのため、飲食業はただでさえ、人を採用するのが大変な業種といえます。

では、このように厳しい状況の中で、どのようにして採用が行えるのでしょうか?

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」

飲食業界は賃上げしても楽な採用につながらない!?

採用を改善する打ち手としてよく取り上げられている賃上げですが、給料を上げても採用につながることは少ないです。

飲食業の賃上げと採用の関係性に関するグラフの画像

10年前と比べると飲食業の賃金は10%アップしましたが、求人倍率(採用難易度)は2.28→2.86と約1.3倍に悪化しています。

人手不足で採用が難しくなった場合には、多くの企業が賃金を上げて解決しようとするため、同じくらいの賃上げをしたとしても差別化にはつながらず、求人への応募者が増えることはありません。応募者数を現状から減らさないという意味では効果的ですが、数が増えることはないため、解決策とは言えません。

応募者が増えるほど賃金を大幅に上げれば、採用数を増やす事は出来ますが、人件費が負担になるということもあり、実施できる企業は多くありません。

出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査」

実は9割がやっていない「外国人採用」

次に考えられるのが、飲食業で多く見られるようになってきた外国人の採用です。飲食業界では23.4万人の外国人が働いており、直近の1年間(22年→23年)でも、2.5万人が新しく雇用されています。

働き手の減少が年々大きくなっている日本では、重要な労働力となっていくでしょう。しかし、現在外国人採用を実際に行っている飲食の事業所は1割程しかなく、業界のほとんどが外国人採用に踏み切っていないということはあまり知られていません。

飲食業の外国人労働者数推移を表したグラフの画像

神奈川県の例では、飲食業の全事業所27,988か所に対し、外国人採用を行っている事業所は3,439か所と、12%の事業所のみが外国人採用を行っているとわかります。

外国人採用を行なっている飲食事業所数を表すグラフの画像

出典:
厚生労働省 「外国人雇用状況」
神奈川県労働局 外国人雇用状況

外国人採用は人手不足解決の鍵

ここまでのデータを見ると、現状、全企業が少しずつ外国人を採用しているわけではなく、少しの企業のみが外国人採用をして労働力を確保しています。つまり、残り9割の外国人採用を行っていない企業は、非常に厳しい人手不足に苦しめられていると考えられます。

一部の飲食業事業所のみ外国人採用を行なっていることを表すグラフの画像

まだ外国人採用に取り組んでいないのであれば、積極的に行うことで、人手不足を解消し、日本人よりも良い人材を確保できます。

実際にGuidableでは、飲食業の利用企業が過去5年で56倍に増加しており、豊富な実績が生まれています。

そこで、実際にGuidableを使って飲食業で外国人を採用した成功事例や、気を付けるべきポイントなど各種ノウハウを企業さまに提供しています。

Guidableの飲食業の「外国人採用」利用実績を表すグラフの画像

具体的な事例やポイントなどはこちらからお問い合わせください。

▼Guidable Jobsを使って外国人採用を成功させている飲食店の事例記事はこちら!

【飲食店】【多言語対応】インバウンド需要に対応するため外国人採用に注力! 成功事例をご紹介します

「20%」も安く採用できる優秀な人材リソース

飲食業界全体の正社員の採用単価平均は5年前と比較すると減少しており、19年には100万近かったのが23年には60万以下となっています。

飲食業界の平均採用単価の推移を表すグラフの画像

オリンピック特需で人手がより必要とされていた時期に比べると安価になっていますが、採用における企業の金銭的な負担はまだ大きいと言えます。

一方で、Guidableでは外国人の方やコミュニティと強い結びつきがあるため、日本人を雇うよりもはるかに安く、簡単に採用できる点が特徴です。Guidableの飲食業の採用単価は、正社員は58.8万円となっており、通常の日本人の採用よりも約20%安い水準になっています。

飲食業界の市場平均採用単価とguidableの採用単価を表すグラフの画像

ぜひ採用単価の事例などを元に、御社の採用の参考にしてください。

※就職白書2020、ツナグ・ソリューションズプレスリリース、マイナビ中途採用状況調査を元にGuidable編集部が推計
※Guidable利用実績より飲食業の正社員採用単価を抽出

外国人採用独自のメソッドとは? 日本人とはここが違う!

人手不足に効果的な採用手段として広まってきている外国人採用ですが、日本人と同じ媒体・同じ求人では上手く採用できません。

外国人採用のノウハウを示した画像

・応募が増えるための求人の書き方
・大手求人サイトとの併用のバランス
・求人を出す際に気を付けるべきポイント
・国籍や国民性の違いの判断の仕方
・面接時にチェックするべきポイント
・採用後の受け入れ・研修に必要なもの

などなど、外国人採用で成功するための各種ノウハウについては、ぜひ弊社コンサルタントにご質問ください。

▼飲食業の外国人採用について詳しく知りたい方はこちらをチェック!

外食業はいま外国人採用が熱い! 飲食店で外国人を雇用する方法・注意点|特定技能をわかりやすく解説

飲食店ではたらく外国人スタッフの在留資格は何種類ある? 雇用するメリットや、在留資格ごとに異なる業務範囲を解説します

外国人採用を使って飲食業界の採用強化!

この記事では飲食業界ではなぜ求人を出しても、応募が集まりにくいのか、また業界企業が行なっている求人を応募を集めるための対策、おすすめの新たな解決方法についてご紹介してきました。

日本では少子高齢化、人口減少が深刻化しており、年々人手不足が加速化しています。そんな中で店舗を経営していくには、テクノロジーでの業務の効率化、また従来の採用手段にくわえ、新たな採用方法を行うことがより必要になってきます。

飲食業界で求人応募が集まらない、人手不足に悩んでいるという方はぜひ、「外国人採用」のGuidable Jobsまでお問い合わせください!