【2024最新】外国人に人気の宮城観光ランキングTOP5! 在留外国人数は全国21位
東北の観光地を代表する仙台が位置する宮城は、例年多くの観光客が訪れています。
とくに、牛タンをはじめとした多彩なグルメや豊かな自然が人気です。
また、近年では宮城に住みながら働く在日外国人も増加しています。
本記事では、宮城で外国人に人気の観光スポットと外国人労働者の現状について紹介します。
目次
外国人に人気の宮城観光地ランキング Top5!
観光庁による最新の調査によると、2023年の宮城県への外国人旅行者数(のべ宿泊者数)は31万人を超えました。
コロナ禍をのぞけば年々右肩上がりに増加しており、人気観光地の一つであることがわかります。
宮城県には歴史的なグルメ・建造物から豊かな自然まで、たくさんの観光スポットがありますが、外国人にとってどんな場所が人気なのでしょうか?
以下では、世界中で利用されている観光情報サイト「Tripadvisor(トリップアドバイザー)」の評価をもとに、外国人に人気の観光スポットTOP5を紹介します。
参考:観光庁 日本各地への訪問の実態
参考:Tripadvisor 「Things to Do in Chiba Prefecture(宮城県の観光スポット)」
【第5位】松島海岸
宮城で外国人に人気の観光地ランキング第5位は、松島海岸です。
宮城を代表する景勝地であり、日本三景の一つとして知られています。
松島湾に浮かぶ約260もの美しい小島が織りなす風景は、季節や天候によって異なる表情を見せ、訪れる人々を魅了しています。
とくに、朝焼けや夕暮れ時の景観は絶景で、多くの写真愛好家が足を運んでいます。
また、歴史的な観光地としても魅力的で、国宝の瑞巌寺や五大堂などの文化遺産が点在しています。
自然美と歴史を同時に楽しめる松島は、リフレッシュや歴史散策にぴったりの場所です。
参考:日本三景松島
【第4位】ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所
宮城で外国人に人気の観光地ランキング第4位は、ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所です。
仙台市近郊に位置し、美しい自然に囲まれた蒸溜所です。
創業者の竹鶴政孝が「柔らかいウイスキー」を目指して選んだ場所で、清らかな水と冷涼な気候がウイスキー作りに最適とされています。
蒸溜所では、ウイスキーの製造過程を見学できるツアーがあり、実際に樽で熟成されるウイスキーの香りや味わいを体験できます。試飲コーナーでは宮城峡ならではのスムーズな口当たりのウイスキーを楽しめ、訪れる人々を魅了します。
お酒好きな外国人の方に人気の観光スポットとなっています。
【第3位】仙台城跡
宮城で外国人に人気の観光地ランキング第3位は、仙台城跡です。
日本を代表する歴史的名所の一つで、伊達政宗によって築かれた城の跡地です。
標高約130メートルの青葉山に位置し、仙台市街を一望できる眺望が魅力の一つです。特に夜景が美しく、地元の人々にも人気のスポットです。
また、城跡には政宗公の銅像が立ち、彼の偉業をしのぶことができます。
城自体は残っていませんが、歴史資料や展示が豊富な仙台市博物館が隣接しており、伊達家や仙台の歴史について学べます。
自然豊かな環境の中で歴史に触れ、絶景を楽しむことができる仙台城跡は、歴史ファンや観光客にとって魅力的な場所です。
参考:仙台城跡
【第2位】御釜(おかま)
宮城で外国人に人気の観光地ランキング第2位は、御釜です。
御釜(おかま)は、宮城県蔵王連峰にある火口湖で、その神秘的な美しさが訪れる人々を魅了しています。
湖は鮮やかなエメラルドグリーンに輝き、見る角度や天候によって異なる色彩を楽しめるのが特徴です。火口湖の独特な景観は、まるで自然が創り出した巨大な宝石のようで、四季折々の風景と相まって、訪れるたびに新たな感動を味わえます。
御釜は標高約1,600メートルに位置し、晴れた日には遠くまでのパノラマビューを楽しめる絶好の展望スポットです。
自然の雄大さと静寂に包まれた御釜は、宮城県を代表する観光名所として多くの人に愛されています。
参考:蔵王・御釡|観光スポット
【第1位】瑞鳳殿(ずいほうでん)
宮城で外国人に人気の観光地ランキング第1位は、瑞鳳殿です。
瑞鳳殿は、仙台市にある伊達政宗の霊廟で、豪華絢爛な建築美が訪れる人々を魅了します。
色鮮やかな彫刻や金箔を用いた装飾が施された建物は、桃山文化を代表する見事な工芸技術を感じさせます。
とくに、朱や青、緑が織りなす独特の色彩が特徴で、荘厳な雰囲気の中にも華やかさが漂います。
また、瑞鳳殿は広大な自然に囲まれており、四季折々の風景とともに静寂の中で政宗公をしのぶことができます。参道の石段や木々がつづく神秘的な空間は、歴史と自然の調和を楽しむ絶好の場所です。
歴史的価値と美しさを兼ね備えた瑞鳳殿は、日本らしい体験を目当てとした外国人が多く訪れます。
参考:瑞鳳殿
宮城の在留外国人数は全国21位!
多くの外国人観光客が訪れる宮城では、その対応として外国人材の需要が高まっています。
実際に宮城は全国で21番目に在留外国人が多く、外国人材を雇用しやすい環境です。
以下でくわしい数字や外国人の国籍、在留資格を見ていきましょう。
参考:出入国在留管理庁「令和5年末現在における在留外国人数について」
参考:厚生労働省「外国人雇用状況の届出まとめ」
宮城に住む外国人の人数
2023の調査によると、宮城県の在留外国人数は25,220人を記録しています。
前年度からは約2千人増加しており、今後も増えつづけることが予測されます。
市町村別では、仙台市が15,092人で最も多く、石巻市が1,465人、大崎市が882人で上位となっています。
宮城に住む外国人の国籍と在留資格
国籍別
国籍別では、中国人が5,396人で一番多く、ベトナム人が4,448人、韓国人が2,963で上位3カ国となっており、全体の半数以上を占めています。
在留資格
宮城県には非常に多くの外国人が住んでいますが、そのほとんどが仕事に制限のない「身分系」の在留資格を持っています。なかでも永住者が最も多く、全体の22.3%を占めています。
その次に多いのが「留学」で全体の21.4%、他にも「技能実習」や「特定技能」が上位5位にランクインしています。
宮城の外国人労働者数
宮城県の外国人労働者数は2023年10月時点で16,586人を記録しており、2013年以降年々増加しています。
職種別では製造業が31.2%で最も多く、次いでサービス業、卸売業・小売業で多くの外国人が働いています。
近年では人手不足に伴い、外国人労働者向けの研修施設など、受け入れを強化する動きが拡大しています。
宮城はなぜ在留外国人に人気?
では、なぜ宮城には多くの在留外国人が暮らし、人気なのでしょうか。
その理由をいくつか紹介します。
発展する産業と雇用機会
宮城県は製造業をはじめとする多くの産業が盛んで、外国人労働者に多くの雇用機会を提供しています。
とくに、製造業や農業、観光業では労働力の需要が高く、外国人のスキルを活かす場が多いです。
また、仙台市を中心とした経済圏では、国際的なビジネス環境も整っており、仕事を求める外国人にとって働きやすい条件が揃っています。
こうした経済的な機会が、宮城県を魅力的な居住地にしています。
充実した生活インフラと教育機関
宮城県には、外国人が快適に生活できるようにサポートするインフラが整備されています。
医療や公共交通機関が充実しているだけでなく、外国人向けの支援サービスや情報提供も積極的に行われています。
さらに、仙台市には東北大学をはじめとする高等教育機関が多く、留学生にとっても学びやすい環境が整っています。
実際に留学生は多く、東北大学では毎年通算で3000人ほど受け入れています。
さいごに
宮城県は歴史的なスポットから豊かな自然がそろっており、外国人観光客にとって魅力のつまった人気の観光地の一つです。
今後も宮城県では外国人観光客が増えつづけることが予測され、その対応には県内に多く住む外国人材の雇用が欠かせないでしょう。
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