【2024最新】外国人に人気の栃木観光ランキングTOP5! 在留外国人数は全国17位
東京からのアクセスがよく、自然豊かな栃木には、近年外国人観光客が増えています。
とくに、開放的な自然や花火大会、レジャー施設が観光客にとって魅力となっています。
また、近年では栃木に住みながら働く在日外国人も増加しています。
本記事では、栃木で外国人に人気の観光スポットと外国人労働者の現状について紹介します。
目次
外国人に人気の栃木観光地ランキング Top5!
観光庁による最新の調査によると、2023年の栃木県への外国人旅行者数(のべ宿泊者数)は23万人を超えました。
コロナ禍をのぞけば年々右肩上がりに増加しており、人気観光地の一つであることがわかります。
栃木県には豊かな自然からグルメ、レジャー施設まで、たくさんの観光スポットがありますが、外国人にとってどんな場所が人気なのでしょうか?
以下では、世界中で利用されている観光情報サイト「Tripadvisor(トリップアドバイザー)」の評価をもとに、外国人に人気の観光スポットTOP5を紹介します。
参考:観光庁 日本各地への訪問の実態
参考:Tripadvisor 「Things to Do in Tochigi Prefecture(栃木県の観光スポット)」
【第5位】大谷資料館
栃木で外国人に人気の観光地ランキング第5位は、大谷資料館です。
宇都宮市にある大谷石の採掘跡を利用した歴史的な資料館で、地下に広がる広大な空間が訪れる人々を魅了します。
大谷石は、国内外の建築物に多く使用されてきた石材であり、その採掘場の壮大さと美しさが見どころです。
館内は、採掘の歴史や技術を学べる展示が充実しており、石の彫刻やライトアップされた幻想的な空間も楽しめます。
また、映画や音楽PVの撮影地としても人気があり、その独特な雰囲気はクリエイターにも愛されています。夏は涼しく冬は暖かいという特徴もあり、一年を通じて快適に訪れることができるスポットです。
参考:大谷資料館
【第4位】EDO WONDERLAND 日光江戸村
栃木で外国人に人気の観光地ランキング第4位は、日光江戸村です。
江戸時代をリアルに再現した体験型のテーマパークです。
ここでは、江戸時代の町並みや建物が忠実に再現され、訪れる人々はまるでタイムスリップしたかのような体験ができます。
侍や忍者、町娘の衣装を着て江戸の暮らしを体験でき、特に忍者ショーや時代劇のパフォーマンスが人気を集めています。
また、江戸時代の食文化を楽しめる飲食店や、伝統工芸品の体験コーナーも充実しており、老若男女問わず楽しめる観光地です
日本の歴史や文化を体感しながら、エンターテイメントを満喫でき、毎年多くの外国人が訪れます。
【第3位】華厳滝(けごんのたき)
栃木で外国人に人気の観光地ランキング第3位は、華厳滝です。
日光市にある日本三名瀑の一つで、落差約97メートルを誇る迫力ある滝です。
豊富な水が岩肌を一気に流れ落ちる壮大な景観は、訪れる人々を圧倒します。
四季折々の美しさも魅力で、春には新緑、夏には涼しさ、秋には紅葉、冬には凍った「氷瀑」が楽しめます。
滝の周辺にはエレベーターでアクセスできる展望台があり、滝壺を間近で見ることができるのも魅力の一つです。
日本の自然の力強さを感じられるスポットとして、国内外の観光客に人気です。
参考:華厳滝エレベーター
【第2位】あしかがフラワーパーク
栃木で外国人に人気の観光地ランキング第2位は、足利フラワーパークです。
足利市にある花のテーマパークで、特に世界的に有名な「大藤」が魅力です。
春になると、樹齢150年以上の藤の花が広がり、幻想的な藤棚のトンネルが訪れる人々を魅了します。藤の他にも、バラやツツジ、アジサイなど四季折々の花が咲き誇り、一年中美しい風景を楽しむことができます。
また、冬には「光の花の庭」としてイルミネーションが開催され、夜のライトアップされた庭園は、まるで光の花が咲き誇るかのようなロマンチックな雰囲気に包まれます。
海外でも日本の観光地として紹介されるスポットで、多くの外国人が訪れています。
参考:あしかがフラワーパーク
【第1位】日光東照宮
栃木で外国人に人気の観光地ランキング第1位は、日光東照宮です。
日光市に位置する、徳川家康を祀った世界遺産であり、その豪華絢爛な建築美が訪れる人々を魅了します。
彫刻や色彩が豊かな本殿や五重塔など、約500体以上の彫刻が神殿を彩ります。中でも「三猿」や「眠り猫」は特に有名です。
東照宮全体のデザインは、家康の偉業を称えるために作られたものであり、自然と調和した荘厳な雰囲気が漂います。また、四季折々の風景とも相まって、特に秋の紅葉や冬の雪景色は、東照宮を訪れる絶好のタイミングです。
修学旅行の行き先としてのイメージが強いですが、外国人にとっても定番の観光地です。
参考:日光東照宮
栃木の在留外国人数は全国17位!
多くの外国人観光客が訪れる栃木では、その対応として外国人材の需要が高まっています。
実際に栃木は全国で17番目に在留外国人が多く、外国人材を雇用しやすい環境です。
以下でくわしい数字や外国人の国籍、在留資格を見ていきましょう。
参考:出入国在留管理庁「令和5年末現在における在留外国人数について」
参考:厚生労働省「外国人雇用状況の届出まとめ」
栃木に住む外国人の人数
2023年の調査によると、栃木県の在留外国人数は49,843人を記録しています。
前年度からは約5千人増加しており、今後も増えつづけることが予測されます。
市町村別では、宇都宮市が10,797人で最も多く、小山市が7,620人、足利市が5,604人で上位となっています。
栃木に住む外国人の国籍と在留資格
国籍別
国籍別では、ベトナム人が10,282人で一番多く、中国人が6,136人、フィリピン人が5,315で上位3カ国となっており、全体の半数以上を占めています。
在留資格
栃木県には非常に多くの外国人が住んでいますが、そのほとんどが仕事に制限のない「身分系」の在留資格を持っています。なかでも永住者が最も多く、全体の28.4%を占めています。
その次に多いのが「技能実習」で全体の16.8%、他にも「技人国」や「特定技能」が上位5位にランクインしています。
栃木の外国人労働者数
栃木県の外国人労働者数は2023年10月時点で32,728人を記録しており、前年比では約10%増加しています。
職種別では製造業が40.3%で最も多く、次いで農業、飲食・宿泊業で多くの外国人が働いています。
近年では人手不足に伴い、外国人労働者向けの研修施設など、受け入れを強化する動きが拡大しています。
栃木はなぜ在留外国人に人気?
では、なぜ栃木には多くの在留外国人が暮らし、人気なのでしょうか。
その理由をいくつか紹介します。
アクセスの良さと暮らしやすさ
栃木県は東京からのアクセスが良く、新幹線や高速道路を使って首都圏へ容易に移動できる点も、外国人にとって魅力です。
また、都市部の便利さと自然豊かな環境が調和しており、住みやすさが評価されています。とくに宇都宮市や小山市などは、都市機能が整っていながらも静かで安心して暮らせる場所として外国人に人気です。
生活コストが比較的抑えられる点も、魅力の一つといえます
豊富な労働機会
栃木県は製造業が盛んで、とくに自動車関連や機械工業などの工場が多く、外国人労働者にとって雇用のチャンスが豊富です。
さらに農業や観光業、サービス業も外国人にとって魅力的な職種です。
また、派遣・請負業の求人も多く、働く場が広がっています。
これにより、安定した仕事を求める外国人にとって栃木県は人気のエリアとなっています
さいごに
栃木県は歴史的な施設から豊かな自然がそろっており、外国人観光客にとって魅力のつまった人気の観光地の一つです。
今後も栃木県では外国人観光客が増えつづけることが予測され、その対応には県内に多く住む外国人材の雇用が欠かせないでしょう。
外国語対応ができる人材などで「在留外国人を雇用したい」という方は、累計で約3000社の企業さまが利用している、在留外国人特化型の求人サイト「Guidable Jobs(ガイダブルジョブズ)」の利用をご検討ください!