会社名:ファーストキッチン株式会社さま

事業の紹介:

“ファストフードの新しい価値を創造し、都市生活者のニーズに応え、地域社会へ貢献する”

日本オリジナルのハンバーガーチェーンを目指して1977年に誕生したファーストキッチン。世界最大ハンバーガーチェーンのひとつであるウェンディーズと手を組み、新しい価値の創造、顧客満足の創出、地域社会への貢献にチャレンジしつづけています。

業種:飲食

お話をしてくださった方:松下 正人さま ウェンディーズ・ファーストキッチン 赤坂見附店 店長

 

 

ーー外国籍の方は、弊社の求人媒体を使う前から雇われてましたか? どんな印象を持っていましたか?

そうですね。留学生はもとから働いていますね。

日本人と外国人をわけて考えているつもりはないですが、やはり外国人留学生は自分でお金を稼がないと暮らしていけない人の割合も多いので、真剣さやまじめさがある人が多いですね。もちろん人によりますけど。

ーー外国籍の方をマネジメントする上で難しさはありますか?

わたしは外国籍の方と接するのは得意だと思ってまして。こっちが話しかけたり、ストロークしてあげると反応が大きいいので、やりやすいですね。むしろ最近は日本人だと静かな方が多いですし、あまり干渉しすぎるとハラスメントということにもなりがちなので、少し関係を築きにくいところもありますね。(笑)

あと、やはり親しみやすい環境にすることが大事だと思うので、時間があれば話しかけるようにしています。顔を合わせるチャンスがあれば、相手の名前を呼んで話しかけてあげるようにしてますね。話すまでいかなくても、声をかけてあげるだけでもいいと思います。

特に名前を呼んで話しかけるということに関しては、外国籍の方のほうが響いている感じがします。喜んでくれますよ。

ーーGuidable Jobs(ガイダブル・ジョブス)経由で採用された下田さんはフィリピン国籍でしたよね?

そうです。つい最近日本の国籍を取得されて日本人になりました。ハーフの方ですが、働き始めて日本語もどんどん上達していますよ。

ーー下田さんの働きぶりはどうですか?

働きぶりもとてもまじめで、明るいです。がんばりやさんです。

最初は日本語でつまづいている部分がありましたけど、元気よく返事をしてやってくれてます。勤務態度もとてもまじめですね。

ーー外国籍の方の日本語レベルはどのくらいが必要と考えていますか?

そうですね。日本語が最低限話せることは大事ですね。JLPTなどの資格を持っていなくてもかまいませんが、日常会話ができないと仕事はこなすのは難しいと思います。業務内容も覚えられないですしね。

ーー接客面では、やはり日常会話ができないと難しいですか?

いまはセルフレジもありますし、料理を作ってボタンを押せばなんとかなる面もあります。ですが、それでも日常会話レベルは必要ですかね。

ーー日本人とくらべて、外国人の方を雇用する際に手間を感じることはありますか?

外国籍の方を雇う際は、在留カードをみて期限がいつまでかをチェックしたりとか、ちょっとした手続きが必要です。そんなに難しいことではないです。しかし中には敬遠してしまう店長さんもおられるみたいですね。慣れてしまえば簡単なんですけど。

ーーファーストキッチンさまでは特定技能での採用もされていますか?

ほかの求人媒体からの応募ですと、応募されてきた外国籍の方は全然日本語を話せなかったり、コミュニケーションができない方が多かったです。面接してみたらまったく話せなくて、時間だけ取られてしまうというケースもありました。

その点でガイダブルさんだと一次面接の代行をしていただいているので、まったく話せな人は来ないですよね。やはり時間的にとても助かりますね。全然ちがうな、と思いました。

去年の春からガイダブルさんを使っていますが、家族滞在ビザや永住権を持っている人が面接に来てくれることが多かったので、こちらとしても働いてもらいやすかったです。

ーー身分系の方の応募のほうがいいのは、日本文化によりなじんでいるからですか?

それもありますけど、やっぱり留学生と違って働く時間に制限がない、というのがいいところですね。留学生だと28時間までという制限があります。身分系の方は時間制限がない点がいちばんの魅力です。

ーー弊社のカスタマーサクセス担当はどうでしょう?

当社の担当の方は、一次選考で応募者と話した内容や評価を丁寧に記録してくれているので、とても役立っています。「今度はこういう方が来るんだな」というのが前もってわかるのがありがたいですね。面接の前から相手のイメージがつきやすく、とても参考になります。

ーー外国籍の方と働いてきたキャリアの中で、印象に残っているできごとはありますか?

六本木店にいたときですが、バングラデシュの方を7~8名ほど雇っていました。わたしが異動するときには、ちょっとした帝国みたいになっていて。(笑)

彼らが「最後だからパーティーをしよう」と言ってくれて、ケーキや何万円もするカバンを買ってくれましたね。ちょっと丁重な感じで扱ってくれて、面白かったですね。

ーー松下さまは彼らから頼られていたんじゃないですか?

そうですね。半年以上働くと有休が発生するんですけど、彼らはやはり手続きの仕方とかもわからないので、こっちが申請してあげる必要があったりして、そういう面とかでは頼られてましたかね。

ーー外国人採用がうまく行っている店舗さまに取材に伺いますと、マネージャーさまが日本の方と外国の方を区別しない方が多いなと感じます。その点についてはどうお考えでしょうか?

そうですね。分け隔てなくしてますし、弊社では時給が上がっていくための評価方法も同じですね。この店舗の中でも外国人留学生の方がいちばん評価が高いです。仕事ができれば、やっぱり評価することがモチベーション面でも大切だと思います。

ーーなるほど。今回はためになるお話、ありがとうございました!