【採用難易度3.27倍】宿泊業(ホテル・旅館)は求人応募が集まらない?採用単価を抑えて人材確保する方法をご紹介!
宿泊業(ホテル・旅行)では有効求人倍率がたかく、求人募集をかけても応募を集めるのがむずかしい状況です。この記事では宿泊業(ホテル・旅行)の有効求人倍率の推移や、賃金上昇の推移などをデータを基にご紹介します。
また、なぜ求人にコストをかけても応募が期待通り集まらないのか、従来の求人採用だけでなく新たな採用方法や、採用単価の安い採用方法をご説明していきます。
目次
宿泊業(ホテル・旅館)の採用難易度は全業種の約3.27倍
宿泊業( ホテル、旅館)は求人応募を集めるのは難しいのでしょうか。採用難易度は有効求人倍率ではかることができます。有効求人倍率は1人の求職者に対して、何件の求人が出ているかという指標です。
令和5年厚生労働省の発表では、全業種の有効求人倍率は1.19倍でした。 全業種に比べて、宿泊業は3.27倍(※1)の有効求人倍率となっています。1人の求職者に対して約3求人が採用を競い合っている状況です。
そのため、求人を出してもなかなか求職者から応募が集まらず、採用につながらないというケースが多くあります。
宿泊業(ホテル・旅館)で採用強化するには賃金、待遇の見直しが必要?
有効求人倍率が比較的高い宿泊業ですが、賃上げによって人材確保、採用の強化になるのか気になっている方はいると思います。
平成25年と令和5年の宿泊業の賃金の変動を見てみると、平成25年では宿泊業の平均賃金が254,110円前年比1.2%増加に対して、令和5年には平均賃金が345,508円に増加しており、前年比5.8%増加しています。
近年の推移でみると、宿泊業の賃金は平成25年と令和5年を比較すると約1.36倍(※2)増加していますが、有効求人倍率を見ると1.44倍悪化しています。
そのため、賃上げだけでは採用を強化できる、また人手不足を解消できるということはむずかしいことがわかります。また大幅な賃上げ、給与条件の改善をおこなえれば、採用強化、人手不足の解消への効果は見込めます。しかし、平均的な賃上げでは同業他社と比較して大きな優位性が作れず、抜本的な解決には至りません。
そのため、大幅な賃上げがむずかしい場合は、賃上げ以外の解決策も必要になります。
※上記の賃上げ率、有効求人倍率は飲食サービス業も含む数値です。
採用幅を広げる!外国人採用という解決策
出生率低下、少子高齢化により、生産労働者数が減少している日本において、宿泊業での人手不足解消、採用強化の選択肢として「外国人採用」が有効です。
宿泊分野では令和5年時点で、3.2万人(※3)の外国人人材が就労しています。 令和元年から令和5年時点では、2.2万人から3.2万人と約1万増加しています。 在留外国人総人口も毎年増加し続けており、人口減少が進む日本において、人手不足、人材確保の解決策となります。
2019年の宿泊業の軒数は5万軒(※4)ほど。その中で外国人人材の活用に取り組んでいる宿泊業事業所数も増加しており、令和元年時点では3796事業所だったのが、令和4年には4685事業所(※5)になっています。
しかし、依然として外国人採用を取り入れている事業所は全体の約1割未満しか行っていないことがわかります。まだ新たな人材確保の選択肢「外国人採用」に取り組んでいない企業、事業所は、採用幅を外国人まで広げることで採用単価を抑え、人材を確保できる可能性があります。
過去4年で利用実績4.5倍!Guidableの採用単価も
Guidable Jobsは就労制限がなく、日本語能力の高い「身分系」外国人の登録比率が高い在留外国人に特化した求人媒体です。さまざまな業界の企業様にご利用いただいており、累計契約社3000社。
ホテルや旅館などの宿泊業の企業様の利用実績も、過去4年間で4.5倍に増加しております。
求人応募の増加も重要ですが、採用単価も気になると思います。新卒、中途、アルバイトなど形態によっても採用単価は異なります。
新卒の平均採用単価は約95万円、中途の平均採用単価は約103万円ほどが相場感となっています。
宿泊業(ホテル、旅館)の一般平均採用単価は2019年から2023年の平均で約50万円となっています。
(※6)上記の平均採用単価は美容・ブライダル業種も含んだ数値です。
一方でGuidable Jobsの宿泊(ホテル、旅館)職種の平均採用単価は約11万円(※6)となっており、コロナ化で求人が減少していた時期を含めた市場平均採用単価より安く採用することができます。
そこで実際に宿泊業で外国人を採用した成功事例や、気を付けるべきポイントなど各種ノウハウを提供。
外国人採用を使って宿泊業(ホテル・旅館)の求人応募を集めよう!
宿泊業(ホテル・旅館)はなぜ求人応募が集まらないのか、またその対策について定量データを用いて、ご紹介してきました。 宿泊業の有効求人倍率は一般の市場有効求人倍率より高く、求人応募を集めるのはむずかしいです。
外国人採用が採用強化の対策になるということをご紹介してきました。