【保存版】在留カードはココを見る!確認ポイント早わかりガイド

外国人採用を進める中で、「この人は就労できる?」「いつまで働けるの?」「このカードは有効?」など、在留カードに関する様々な疑問が出てくるかと思います。
この記事は、そんな採用担当者の皆さまの疑問に直接お答えする「逆引きガイド」形式になっています。
知りたい疑問(Q)から、在留カードのどこをどう見ればよいか(A)をすぐに見つけられるように構成しました。
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目次 [非表示]
在留カードの全体像:どこに何が書いてある?
まず、在留カードの表面・裏面にどのような情報が記載されているか、全体像を把握しておくと便利です。
【表面の主な項目】
① 氏名
② 生年月日・性別・国籍/地域
③ 住居地
④ 在留資格
⑤ 就労制限の有無
⑥ 在留期間(満了日)
⑦ 在留カード番号
(その他:顔写真、交付年月日など)
【裏面の主な項目】
⑧ 資格外活動許可欄
⑨ 在留期間更新等許可申請欄
⑩ 住居地記載欄(変更時)
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逆引きQ&A:疑問から答えを見つける
Q1: この人を雇っても大丈夫?(就労できる資格か知りたい)
A: 在留カード表面の「④ 在留資格」と「⑤ 就労制限の有無」を確認してください。
- 「④ 在留資格」: ここには「技術・人文知識・国際業務」「特定技能」「永住者」など、日本での活動内容を示す資格名が記載されています。
原則就労が可能な資格(例:永住者、定住者、日本人の配偶者等、特定技能など)と、就労が認められていない資格(例:留学、家族滞在)があります。
自社での業務内容が、記載された在留資格で認められた活動範囲内であるかも重要です。
(参照:出入国在留管理庁:在留カード表面の記載事項) - 「⑤ 就労制限の有無」: 「就労不可」と書かれていれば原則働けません(Q3の資格外活動許可がある場合を除く)。「就労制限なし」なら活動内容に制限はありません。
「在留資格に基づく就労活動のみ可」などの場合は、その範囲内での就労となります。
(参照:出入国在留管理庁:在留カード表面の記載事項) - あわせて確認: 本人確認のため、「① 氏名」「② 生年月日・性別・国籍/地域」「③ 住居地」も確認しましょう。
Q2: いつまで日本で働けるの?(在留期限を知りたい)
A: 在留カード表面の「⑥ 在留期間(満了日)」を確認してください。更新申請中の場合は裏面も確認が必要です。
- 「⑥ 在留期間(満了日)」: ここに記載された年月日が、現在の在留資格で日本に滞在できる期限です。
期限切れでないか必ず確認しましょう。
(参照:出入国在留管理庁:在留カード表面の記載事項) - 裏面の「⑨ 在留期間更新等許可申請欄」: もし本人が在留期間の更新申請中で、この欄にスタンプが押されていれば、元の期限が過ぎていても、結果が出るまで(または期限から2か月後のいずれか早い方まで)は適法に在留・就労が可能です。
(参照:出入国在留管理庁:在留カード裏面の記載事項)
Q3: アルバイトとして雇える?時間は?(資格外活動について知りたい)
A: 在留カード裏面の「⑧ 資格外活動許可欄」を確認してください。
「⑤ 就労制限の有無」が「就労不可」の場合でも、ここで許可されていればアルバイト可能です。
- 裏面の「⑧ 資格外活動許可欄」: 「留学」や「家族滞在」など、本来は就労できない在留資格でも、この欄に「許可:原則週28時間以内・風俗営業等の従事を除く」などの記載があれば、その範囲内でアルバイトが可能です。記載がない場合や、内容が異なる場合は注意が必要です。
(参照:出入国在留管理庁:資格外活動許可について, 在留カード裏面の記載事項) - 「留学」の場合の特例: 在籍する学校の長期休業期間中は、週40時間まで活動が認められる場合があります(許可の範囲内)。
Q4: この在留カード、本物?有効?(カード自体の信頼性を確認したい)
A: 在留カード表面右上の「⑦ 在留カード番号」を使い、出入国在留管理庁のウェブサイトで有効性を確認できます。
- 「⑦ 在留カード番号」: カード右上に記載された固有の番号(例: AB12345678CD)です。
- 有効性の確認: 出入国在留管理庁が提供する「在留カード等番号失効情報照会」サイトにこの番号を入力することで、そのカードが有効か(偽造・変造されていないか、失効していないか)を確認できます。
採用時には必ずこの確認を行うことを強く推奨します。
(参照:出入国在留管理庁:在留カード等番号失効情報照会, 在留カード表面の記載事項)
Q5: よく聞く「ビザ」とは何が違うの?
A: 「ビザ(査証)」は日本に入国するための推薦状のようなもの、「在留カード」は日本に中長期滞在する資格を証明するものです。
- ビザ(査証): 外国にある日本の大使館・領事館が発行し、主に日本への入国審査時に使われます。
一度入国すると、通常はその役割を終えます。 - 在留カード: 日本の出入国在留管理庁が交付し、日本国内での身分証明書であり、在留資格や就労制限の有無などを証明します。採用時に確認するのは主にこちらです。
(参照:出入国在留管理庁:「在留カード」とは? )
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まとめ
在留カードの確認は、外国人採用における重要な第一歩です。複雑に見えるかもしれませんが、このガイドで紹介した目的別の見方とチェックポイントを押さえ、カード番号の有効性確認も習慣づけることで、採用時の不安は大きく解消されるはずです。
正確な確認作業は、コンプライアンスを守るだけでなく、その後の円滑な雇用管理や、外国人従業員との信頼関係構築にも繋がります。ぜひこのガイドを活用し、自信を持って適正な外国人雇用を進めてください。
在留カードの確認は万全ですか? 次のステップは優秀な外国人材との出会いです。
在留カードのチェックは採用の入り口ですが、本当に重要なのは、自社で活躍してくれる人材を見つけることです。
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