いま知っておくべき「外国人採用に関連したニュース」について、厳選してご紹介いたします。

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◉日本で働く外国人労働者 去年230万人超で過去最多 (NHK)

日本で働く外国人労働者が昨年230万人を超え、12年連続で過去最多を更新したことが厚生労働省のまとめで明らかになりました。具体的には、2023年10月末時点で外国人労働者は230万2587人で、前年同時期より25万3912人(12.4%)増加しました。

国別では、最も多いのはベトナムで57万人超(全体の約4分の1)、次いで中国(40万8805人)、フィリピン(24万5565人)となっています。また、増加率が特に高い国はミャンマー(61%)、インドネシア(39.5%)、スリランカ(33.7%)でした。

さらに、2019年度から始まった「特定技能」の在留資格を持つ外国人労働者は20万6995人で、主に建設業や介護などの分野で活躍しています。

厚生労働省は、外国人労働者の増加は人手不足の解消を目的としており、特に医療・福祉や建設業で顕著な増加が見られるとコメントしています。

きれいな機内は“外国人材”のおかげ 関西空港の裏側 (NHK)

関西空港では、機内クリーニングの業務が急速に外国人労働者によって支えられるようになっています。コロナ禍を経て、日本人スタッフの離職や応募の減少が影響し、外国人スタッフの比率が急増しました。5年前は22%だった外国人スタッフの割合が、現在では66%に達しています。その中では、正社員が16人、アルバイトが86人、技能実習生・特定技能が11人となっています。

外国人労働者の中心となっているのは、留学生や技能実習生で、彼らが主戦力となっています。作業は、使用済みの枕やブランケットを回収したり、座席やトイレの清掃、物品の補充など多岐にわたります。作業時間が非常に限られており、国際線では30分〜60分、国内線では12分という短時間で終わらせなければなりません。特に、アメリカ路線の便ではテロ対策として座席の確認作業も含まれています。

コロナ禍によって多くの従業員が離職し、業務が再開した際には新卒の応募も少なく、外国人労働者が大量に必要となった。給与や待遇面の課題もあり、特に高卒の初任給は低めで、業界全体として処遇改善の取り組みが求められている。

教育担当者は外国人労働者の育成に積極的に取り組んでおり、空港の特殊なルールや安全規則、コミュニケーションスキルを身につけるために手厚いサポートを行っています。特に留学生たちは、入れ替わりが早く、1〜2年で帰国するため、人材の定着が難しいという問題を抱えています。

外国人スタッフの労働時間に関する制約(1週間28時間以内)を踏まえ、柔軟なシフト調整が求められていますが、その分、チームワークの向上や効率的な運営が進んでいます。現在、機内クリーニング業務はますます多国籍化が進んでおり、外国人労働者が重要な役割を担っています。業界全体としては、今後さらに待遇改善や人材確保に取り組むことで、ますます安定した成長が期待できるでしょう。

Guidable Jobsでは「身分系外国人」と呼ばれる「永住者」「定住者」「日本人の配偶者」で、労働制限のない登録者が全体の55%を占めています。
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◉「色々な仕事の経験をしてみたい」カトープレジャーグループ内定式 (NCC)

カトープレジャーグループは、長崎市伊王島の「i+Land Nagasaki」で新卒内定式を開催しました。今年4月に入社予定の94人の内定者が参加し、そのうち約7割が日本人、残りの3割はネパール、ベトナム、中国、台湾などの外国人です。

内定式では、加藤宏明社長が「皆さんはカトープレジャーグループの未来であり、新規事業の成功に貢献してほしい」と激励しました。グループは国内外に約90拠点を展開しており、内定者はレストランや高級ホテルなどの5つの部門に配属されます。

内定者の一人、鎮西学院大学の久富怜音さん(21)は「内定証書をもらい、社会人になる不安もありますが、ワクワクが勝っています」と述べました。また、ネパール出身のシュレスタ・デブラルさん(29)は「フロントの仕事に興味があるが、他の仕事も経験したい」と話しました。

カトープレジャーグループは「逆ドラフト制度」を導入しており、内定者は各部門を担当する役員から仕事の魅力を聞いた後、希望する部門を選びます。吉川久也常務取締役は、「海外の母国語を話せるスタッフが重要で、チャンスは広がっていく」と期待を寄せています。

加藤社長は、「年齢、性別、国籍に関係なく活躍できる会社を目指し、外国人社員がマネージャーや役職者を目指せる評価を行う」と語り、内定者には「この職が天職だと思えるような形で成長してほしい」と励ましました。