外国人採用が話題となっていますが、やはり独自に外国人を探して採用するのは難しいです。
では、企業はどのように採用活動を行なっているのでしょうか。
一般的には、求人サイトや外国人採用を支援する機関を仲介しています。

そこで今回は外国人採用の求人に役立つサイトを厳選して、7つご紹介いたします。
外国人採用に特化したエージェントや、求人サイトを探している方は必見です!

外国人採用の現状

人手不足が深刻な日本では、年々外国人採用が増加しています。
以下では、具体的なデータをご紹介します。

参考:厚生労働省「外国人雇用状況の届出まとめ」
参考:内閣府「人口減少と少子高齢化」

外国人労働者数

厚生労働省の調査によると、2024年の外国人労働者数は2,048,675人を記録しています。
前年度からは約20万人ほど増加しており、年々過去最多の数を更新しつづけています。

人手不足の理由

日本が人手不足となっている主な要因は、少子高齢化に伴う労働人口の減少です。

内閣府は、生産年齢人口が2065年には約4,500万人となる見通しだと発表しています。
これは2020年に比べると約2,900万人も減少していることとなり、早期の対策が求められている現状です。

外国人労働者受け入れ企業数

実際に、外国人労働者を受け入れている企業も増加中です。

2024年の調査では、外国人を雇用する事業所数が318,775所を記録しています。
前年からは約2万所の増加で、企業の海外進出が珍しくない中、外国人採用も広がっていると言えます。

外国人採用をしている企業一覧!

外国人採用は自力で行うのが難しいため、基本的には仲介機関やサイトの力を借りて実施します。
外国人採用を支えてくれる企業は数多くありますが、今回の記事ではとくに実績が豊富かつサポートが充実している7企業(サービス)をご紹介します。

今回ご紹介する外国人採用を支援する企業(サービス)一覧

  • NINJA
  • JOBTOPIA
  • Daijob.com
  • NIPPON仕事.com
  • GaijinPot Jobs
  • 一般社団法人外国人雇用支援機構(FESO)
  • Guidable Jobs

どの企業(サイト)もサポート内容、実績ともにすばらしいのですが、ターゲットとする外国人やサービスの特徴などがそれぞれ異なります。
実際に外国人採用を行う際には、各サービスの違いや特色を踏まえたうえで、自社に合ったサービスを選ぶことが大切です。

外国人採用求人サイト1:NINJA

画像引用:NINJAホームページ

NINJAは株式会社グローバルパワーが運営する外国人採用の求人サイトです。
このサイトの特徴は、日本語のレベルや雇用形態、資格などの条件を詳細に指定したうえで外国人を求人できる点にあります。

あらかじめ求人条件を指定するシステムなので、自社の希望に合う外国人をピンポイントで採用できます。
あらかじめNINJA側のエージェントが、応募してきた外国人の面接を行い、仕事に適性があるかどうかを判断してくれます。
外国人と企業の間で、ミスマッチが起きにくい点もNINJAを利用するメリットのひとつでしょう。

NINJAを運営するグローバルパワーは、10年以上外国人採用を支援してきており、これまで400の企業に約500名もの外国人を紹介した実績を持っています。
サービスの充実面と実績の双方を兼ね備えているため、安心して外国人採用を任せられるでしょう。

外国人採用求人サイト2:JOBTOPIA

画像引用:JOBTOPIAホームページ

JOBTOPIAは、株式会社フューチャー・デザイン・ラボが運営する外国人採用を支援するサービスです。
特徴としては、外国人留学生の採用支援に特化している点です。

外国人留学生向けのキャリアデザイン講義、インターンシップなどを行い、ひとりひとりの留学生の強みや特徴を認知し、その強みを活かして求人を行う企業の社風や仕事内容に合う外国人留学生を紹介しています。

JOBTOPIAへのアクセスはこちら

外国人採用求人サイト3:Daijob.com

Daijob.comは、ヒューマングローバルタレント株式会社が運営する外国人採用の支援サービスです。
このサイトは外資系・グローバル企業に転職を目指す、バイリンガルの外国人を対象としています。

そのため海外展開などを目的として、高い語学力を持つ外国人を採用したい企業に適した求人サービスです。
累積で約54万人ものバイリンガル人材が登録しているため、即戦力を採用したい外資系や、グローバル企業にはうってつけのサイトでしょう。

実際に外国人採用を行う際には、語学力や職種などから自社に適した外国人を検索し、採用したい人材に直接スカウトメールを送ることが可能です。
また求人作成や人材検索・スカウトの業務を同社に任せることも可能で、忙しい状況でも外国人採用を実施することができます。

Daijob.comへのアクセスはこちら

外国人採用求人サイト4:NIPPON仕事.com

Nippon仕事.comは、株式会社グッドマンサービスが運営する外国人採用の支援サービスです。
さまざまな分野の職種を紹介している中、オフィスワークの仕事を豊富に用意しており、人気のある求人サイトとなっています。

IT系の仕事で人手が不足しており、外国語のできる人材を採用したい企業におすすめです。

Nippon仕事.comへのアクセスはこちら

外国人採用求人サイト5:GaijinPot Jobs

GaijinPot Jobsは、株式会社ジープラスメディアが運営する外国人採用の支援や観光情報などを載せている情報サイトです。
同社の外国人採用サービスでは勤務場所や言語レベルなどで、働きたい外国人を検索できたり、直接求職者にメールを送りスカウトができます。

つまり教育や営業、IT関連など、幅広い業種の企業が、自社に適した外国人を採用することができます。
これまで8,000社以上の企業がこのサービスを介して外国人採用を行なっているため、実績面でも心配はありません。

月間で100万人が同社サイトを訪問しているので、自社の業務に適した外国人を探しやすい点も魅力です。
アルバイトはもちろん正社員として本格的に働きたい外国人も数多くいるので、グローバル企業や外資系企業にとくにおすすめの外国人採用サービスです。

Gaijinpotへのアクセスはこちら

外国人採用求人サイト6:一般社団法人外国人雇用支援機構(FESO)

一般社団法人外国人雇用支援機構(FESO)は、外国人採用のコンサルティング業務を行う企業です。
これまでお伝えしたサービスは、主に外国人の求人に役立つものでしたが、こちらの機構では「ビザ申請」や「日本語習得」など、外国人採用でつまずくポイントをサポートするサービスを行なっています。
外国人採用の支援経験が豊富な行政書士など、専門家がサポートしてくれるため、トラブルなく迅速に外国人を採用できるでしょう。

2019年4月にスタートした新在留資格である「特定技能」ビザでの採用にもしっかりサポートしてくれるため安心です。
無料で見積もりや相談を行えるので、外国人採用の手続きに不安を抱えている企業の方は、まずはお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

FESOへのアクセスはこちら

外国人採用求人サイト7:Guidable Jobs

Guidable Jobs(ガイダブル・ジョブス)は、弊社が運営する外国人採用の支援サービス。
在留外国人の採用に特化しており、業界最安クラスの価格で、正社員やアルバイトで働きたい外国人を採用することができます。
登録者15万人、国内最大級の外国人採用プラットフォームです。

Guidable Jobs はこちら

外国人採用の注意点

外国人の採用には、日本人とちがう点がいくつかあり事前に確認すべきことがいくつかあります。
以下では、基本的な注意点を解説します。

外国人採用の注意点

在留資格の確認

外国人が日本で働くためには、就労が認められた在留資格を所持している必要があります

​​在留資格には、大きく分けて「就労が認められる在留資格」「身分・地位に基づく在留資格」「就労が認められない在留資格」があります。
また、就労が認められていても在留資格によっては1週間に働くことのできる時間に制限が設けられているなど、働く条件もさまざまです。

規定に反してしまうと、雇用側・就労側ともに罰せられてしまうので、正しく雇用するためにも信用できる外国人採用の仲介サービスを利用することをおすすめします。

▷外国人採用マニュアルはこちら

「身分系」の在留資格 全4種類|就労系との違い、採用するメリットについて詳しく解説

日本語レベルや労働条件の確認

外国人の雇用には、言語の壁を中心にスムーズにいかないことが多くあります。

残業への理解や賃金等の説明については執拗以上に行わなければなりません。
また、仕事に対する向き合い方もそれぞれの国や文化によって異なるので、受け入れる前に環境を整えることをおすすめします。

自社の仕事においてどのくらいの日本語レベルが必要なのかを事前に条件として設け、外国語でのマニュアルを作成するなどの準備をしておきましょう。

いよいよ身近になってきた外国人採用、それぞれの求人サイトの特徴は理解できましたか?

本記事では外国人採用に役立つ企業(サービス)をご紹介しました。
企業ごとにターゲットとする外国人やサービスの特徴が異なるため、仕事内容などによって外国人採用の支援を頼む企業を使い分けることがベストです。

外国人採用を前向きに検討されている方は、記事内で気になったプラットフォームにお問い合わせをしてみるのはいかがでしょうか?