【2024最新】外国人に人気の愛知観光ランキングTOP5! 在留外国人数は全国2位
名古屋市を中心に、歴史的な街並みから都市部が広がる愛知は外国人観光客から観光地として注目されています。
とくに、日本の文化を体感できる名古屋城やテーマパークが多くの観光客を引きつける魅力となっています。
また、近年では愛知に住みながら働く在日外国人も増加しています。
本記事では、愛知で外国人に人気の観光スポットと外国人労働者の現状について紹介します。
目次
外国人に人気の愛知観光地ランキングTop5
観光庁による最新の調査によると、2023年の愛知県への外国人旅行者数(のべ宿泊者数)は190万人を超えました。
コロナ禍が明けてから約400%ほどの増加であり、高い人気があることがわかります。
愛知県にはレジャー施設から豊かな自然まで、たくさんの観光スポットがありますが、外国人にとってどんな場所が人気なのでしょうか?
以下では、世界中で利用されている観光情報サイト「Tripadvisor(トリップアドバイザー)」の評価をもとに、外国人に人気の観光スポットTOP5を紹介します。
参考:観光庁 日本各地への訪問の実態
参考:Tripadvisor 「Things to Do in Aichi Prefecture(愛知県の観光スポット)」
【第5位】熱田神宮
愛知で外国人に人気の観光地ランキング第5位は、熱田神宮です。
熱田神宮は名古屋市に位置する1900年以上もの長い歴史をもつ神社です。
境内には樹齢1000年を超える楠が生い茂っており、日本の文化を肌で感じられる参道が外国人からの人気を集めています。
また、例年6月に開催される熱田まつりを目当てにくる観光客が多くいます。
名古屋市内にあり、アクセスが容易なのも多くの外国人を引きつける要因となっています。
参考:熱田神宮
【第4位】レゴランド・ジャパン
愛知で外国人に人気の観光地ランキング第4位は、レゴランド・ジャパンです。
愛知を代表する観光地の一つであり、体験型のアトラクションから乗り物がそろっているテーマパークです。
2歳の小さな子どもから大人までが楽しめるスポットとして、家族連れの外国人観光客から高い支持を得ています。
また、世界で見てもレゴランドは10ヶ所しかない事から多くの方が訪れています。
参考:レゴランド・ジャパン
【第3位】名古屋港水族館
愛知で外国人に人気の観光地ランキング第3位は、名古屋港水族館です。
名古屋港水族館は約500種50,000匹を超える熱帯魚などを含む海の生き物を飼育展示した水族館です。
シャチやエンペラーペンギンに会える水族館はここを含めて国内に2つだけであり、日本最大級の水族館として外国人からの人気を集めています。
また、熱帯魚やサンゴ、クラゲの作り出す幻想的な水槽もアート作品として多くの観光客を惹きつけています。
海の生き物と触れ合えるイベントは年中開催されており、天候を気にせずに楽しめる観光スポットです。
参考:名古屋港水族館
【第2位】名古屋城
愛知で外国人に人気の観光地ランキング第2位は、名古屋城です。
徳川家康によって建てられた日本屈指のお城の一つであり、深い歴史と文化が背景にあります。
広大な敷地ならではの大規模な庭園や四季に合わせたイベントが観光客から人気です。
また、周辺には名古屋の郷土料理が楽しめるグルメスポットも多数あります。
2023年には入城者数が約205万人を記録し、そのうちの外国人比率は20%となっています。
日本ならではの文化や雰囲気を味わえる観光地として例年多くの外国人が訪れています。
参考:名古屋城
【第1位】トヨタ産業技術記念館
愛知で外国人に人気の観光地ランキング第1位は、トヨタ産業技術記念館です。
トヨタグループ発祥の地であり大正時代の工場を生かして設立された博物館です。
館内は「繊維機械館」と「自動車館」の二つからなっており、トヨタの自動車を中心とする技術を目の当たりにすることができるとして、車好きの外国人から絶大な支持を得ています。
また、ショップやレストラン、カフェ、図書館も併設されていることから、一日中楽しめる観光スポットです。
トヨタは世界的に高い評価をされているため、とくに外国人観光客から人気であると言えます。
参考:トヨタ産業技術記念館
愛知県の在留外国人数は全国2位!
多くの外国人観光客が訪れる愛知では、その対応として外国人材の需要が高まっています。
実際に愛知は全国で2番目に在留外国人が多く、外国人材を雇用しやすい環境です。
以下でくわしい数字や外国人の国籍、在留資格を見ていきましょう。
参考:出入国在留管理庁「令和5年末現在における在留外国人数について」
参考:厚生労働省「外国人雇用状況の届出まとめ」
愛知県に住む外国人の人数
2023年の調査によると、愛知県の在留外国人数は310,845人を記録しています。
同年度の6月から半年間だけで1万人ほど増加しており、今後も増えつづけることが予測されます。
市町村別でみると、名古屋市が94,665人で最も多く、豊橋市が21,583人、豊田市が21,161人で上位となっています。
愛知県に住む外国人の国籍と在留資格
国籍別
国籍別ではブラジルが約20%で一番多く、ベトナムが19%、中国が14%で上位3カ国となっており、愛知県に住む外国人の半数を占めています。
在留資格
愛知県には非常に多くの外国人が住んでいますが、その半数が仕事に制限のない「身分系」の在留資格を持っています。
なかでも永住者が最も多く、全体の32%を占めています。
次に多いのが「技能実習」で全体の16%。他にも「技術・人文知識・国際業務」や留学が上位5位にランクインしています。
愛知の外国人労働者数
千葉県の外国人労働者数は2023年10月時点で210,159人を記録しており、東京に次いで第二位となっています。
職種別では製造業が約40%で最も多く、次いでサービス業、卸売業・小売業で多くの外国人が働いています。
近年では人手不足に伴い、外国人労働者向けの研修施設など、受け入れを強化する動きが進められています。
愛知県が外国人に人気の理由
では、なぜ愛知県は在留外国人にとって人気な地域となっているのでしょうか。
その理由をいくつかご紹介します。
参考:愛知県ホームページ
労働環境の充実と高い最低賃金
愛知県には充実した労働環境が整っていることが特徴として挙げられます。
最低賃金は1027円であり、全国5位の高水準です。
また、職種の面でも外国人が働きやすい製造業が中心となっており、トヨタをはじめとした外国人の受け入れに前向きな企業が多いのも人気となる大きな要因のひとつです。
実際に愛知県の日本語学校へと通い、待遇の良さや就職がしやすい一面からとどまって働く外国人の方も多いようです。
在留外国人向けのサポート
愛知県では在留外国人向けのサポートにも力を入れています。
具体的には「あいち多文化共生推進プラン」「在留外国人への日本語教育の充実」「在留外国人への生活支援」などの取り組みが行われており、外国人の受け入れに対して積極的な姿勢を見せています。
以下でそれぞれの取り組みについて簡単に解説します。
あいち多文化共生推進プラン
2008年3月に策定された「多文化共生社会の形成による豊かで活力ある地域づくり」を目的としたプランです。
近年問題視されている日本の少子高齢化による人手不足へと立ち向かうために、外国人労働者を増やし、外国人とともに安心して暮らせる地域づくりが目指されています。
具体的には、国際交流協会、大学、NPOなどと連携を取りながらの啓蒙イベントの開催や、多文化ソーシャルワーカーの養成などの取り組みがなされています。
日本語教育の充実
「公益財団法人愛知県国際交流協会」を中心に日本語教育の活動が盛んに行われています。
近年では地域のボランティアによる日本語教室の開講などがなされており、おもに外国人児童生徒に対して日本語学習を促進させる環境が整備されています。
生活支援の充実
在留外国人向けの生活支援も充実しています。
たとえば、10カ国語以上の多言語に対応した外国人向けの生活相談や、「入管時の資料作成補助」「通訳」「日常生活や病気の際の通訳補助」などのサービスが用意されています。
このように愛知県では多方面から外国人の暮らしやすい地域づくりに力を入れていることがわかるでしょう。
その取り組みが結果として、外国人からの人気につながっていると言えます。
さいごに
愛知県は名古屋をはじめとした日本らしい街並みから豊かな自然がそろっており、外国人観光客にとって魅力のつまった人気の観光地の一つです。
今後も愛知では外国人観光客が増え続けることが予測され、その対応には県内に多く住む外国人材の雇用が欠かせないでしょう。
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