沖縄県にはどのくらい在留外国人が住んでいるのでしょうか。南国で自由なイメージがあり、米軍基地があることから外国人が多くいる印象を持っている方も多いと思います。この記事では実際に沖縄県に住んでいる在留外国人の人口や、国籍、どの在留資格で住んでいるのか、また、外国人観光客についてもデータやグラフを用いてくわしくご紹介していきます。

沖縄県には在留外国人がどのくらいいる?

外国人が多く国際的なイメージがつよい沖縄県ですが、実際に在留外国人はどのくらいいるのでしょうか。また、沖縄県に住んでいる在留外国人はどの国籍の方が多く、どの在留資格で住んでいるのか解説していきます。

沖縄県の在留外国人人口

令和5年末(2023年)のデータによると、沖縄県に住んでいる在留外国人の人口は25,447人でした。 この在留外国人人口には、在留資格を必要としない在日米軍の軍人、またその関係者や関係者の家族の人数が含まない数字となっています。

沖縄県の在留外国人人口の推移グラフの画像

上記のグラフは2006年〜2020年までの過去14年の在留外国人人口の推移を表していますが、コロナウイルスのパンデミックが始まる2020年まで毎年右肩あがりで伸びていました。 そして、パンデミックが収束した2022年から再び在留外国人の人口が増加し、2023年は前年と比べて116%増加しています。

沖縄県に住む外国人の国籍と在留資格

毎年のように在留外国人が住んでいる沖縄県では、どの国籍の方が多いのか気になる方もいると思います。沖縄県には多くの国籍の方が在留外国人として住んでいます。

沖縄県では特定の国籍の方が多いわけではなく、さまざまな国籍の方が混ざっています。1番多い割合としてはベトナム国籍で約15%、次に多い沖縄県に住む在留外国人の国籍は中国国籍で約13%、そしてアメリカ国籍の在留外国人も多く約12%、ネパールが12%、フィリピンが11%となっています。

沖縄県に住む在留外国人の持つ在留資格に関する画像

在留資格に関しては、永住権で在留している外国人が一番多く、25%以上の割合を占めています。そのため、沖縄県に住んでいる在留外国人の4人に1人が永住権で沖縄県に住んでいます。永住権以外にも、留学や技能実習(育成就労)、技人国といった、技術の習得、学業を目的として滞在している在留外国人の方が多くいます。

沖縄県で外国人が多い場所はどこ?

ここまで沖縄県には多くの在留外国人が住んでいることを紹介していきました。この見出しでは沖縄県のどの地域に在留外国人が多いのかをご紹介していきます。

在留外国人が住んでいる沖縄県の地域に関する画像

表のとおり、沖縄県に住んでいる在留外国人の約25%が那覇市に住んでいます。その次に約10%の割合で沖縄市、宜野湾市、うるま市にも比較的多くの在留外国人が在住。やはり、沖縄県内の中核都市に多くの外国人が住んでいます。

沖縄県の外国人国際交流・協力事業など!

沖縄県では県や財団が県内に住んでいる在留外国人向けにさまざまな国際交流イベントやサポートをおこなっています。英語力や海外文化など国際理解協力のためのコンテストやコンクールなどを運営していたり、在留外国人が安心して医療を受診できるように医療通訳支援、法律や生活相談のサポート体制も充実しています。

生活サポートにくわえて、在留外国人が地域の一員として順応できるように、外国人向けの日本語教室や適正な労働環境や雇用管理の確保を目的とした多文化推進アライアンスなどにも力を入れています。

沖縄県は外国人観光客も多い?

沖縄県の石垣の画像

沖縄県に訪れた外国人観光客の数も大幅に増加しています。令和5年度のデータでは、沖縄県に訪れた外国人観光客数は年間で約823万人であり、前年と比べて約253万人、144%増加しました。海外から多くのインバウンド客が訪れており、多言語での接客対応の需要が高まっています。

沖縄県に訪れた外国人観光客を国別に見てみると、台湾国籍の観光客が一番多く、約35%でした。その次に多いのは中国人観光客であり約25%。やはり、距離的に近い隣国から外国人旅行者が多いようです。 また、韓国、香港、アメリカといった国からの旅行者も多くいます。

国際化が進む沖縄県で外国人採用を取り入れよう!

沖縄県には多くの在留外国人が住んでおり、毎年増え続けています。また、外国人観光客も増加しており、多言語でのインバウンド対応の需要が高まっており、在留外国人の活躍の場が増えてきました。外国人採用で人手不足、インバウンド対策をおこないたい方はぜひ、Guidable Jobsまでご相談ください!