【建設】「ずっと働きたい!」外国人材の定着を叶える林土木建設のサポート体制とは?
【会社名】
林土木建設株式会社
(ホームページ:https://www.hayashi-doboku.net/)
【事業の紹介】
東京・神奈川・千葉など首都圏のインフラ整備に貢献しています。港湾・河川の公共土木工事から、学校や公的施設の改修工事(内部解体・土木工事)まで幅広く対応。大型重機から人力まで、あらゆる解体工事を手がけ、アスベスト等の有害物質除去工事も行っています。
【事業内容】
一般土木及び解体工事業
担当者インタビュー

【お話ししてくださった方】
綿貫 祥太 様
特定技能外国人材の採用とコストの課題
ガイダブル導入前の採用活動のご状況はどうでしたか?
綿貫様:
以前は仲介業者を利用して、特定技能1号のベトナム人を2人雇いました。彼らがよく働いてくれたため、2年後にはさらに2人受け入れました。
特定技能を雇う場合、JAC(建設技能人材機構)1に受入負担金を支払う必要があります。加えて仲介業者などにも費用を払うので、かなり経費がかさんでしまいました。
ですので、コスト面で期待するほどのプラスはなかったですね。
いちばん仕事ができるベトナム人が、特定技能2号の試験に合格しました。その資格があると日本に定住できるので雇用を継続したいのですが、経済面で悩んでいます。
1 JAC(建設技能人材機構):建設分野で特定技能外国人を雇用する際に、企業が加入を義務付けられている団体

2号試験に合格されて本人も素晴らしいですが、成長を支えた貴社のサポート体制もまた見事ですね。
綿貫様:
2号試験はかなり難しいようですね。最初は私がテキストを作成してフォローしていました。だんだん本人が自主的に対策を進めてくれたので「合格したら試験費用は会社が負担する」と伝えたところ、彼は見事合格しました。本当によくがんばっていたと思います。
人手不足を解決した新たな採用戦略
ガイダブルの利用を決めた経緯を教えてください。
綿貫様:
最初の仲介業者では応募が集まりづらくなってしまったので、ほかの業者も探しはじめていました。
調べているうちにガイダブルさんのウェブサイトを見つけました。お話を聞いたところ「身分系在留資格 2」を持つ外国人の採用に強みがあるとのことでした。そのときは特定技能しか考えていなかったためお断りしましたが、後に「特定技能より日本に長く住んでいる人のほうがメリットがあるのではないか」と考え直しました。
そこで改めてガイダブルさんに連絡し、利用を決めました。やっぱり永住者や定住者の登録者が他社サービスよりも多い点がガイダブルさんを選んだ理由です。
2 身分系在留資格:永住者、定住者、その配偶者や家族など、就労活動に制限がない在留資格のこと

今までの日本人採用の課題は何でしたか?
綿貫様:
日本人の採用では求人を出しても応募がほとんどありませんでした。せっかく応募があっても連絡が取れなかったり、面接を直前にキャンセルされたりすることが多々ありました。たとえ採用に至っても定着せず、うまく人手を確保できないところが課題でした。
ガイダブルで求人を掲載してからは、採用活動にどのような変化がありましたか?
綿貫様:
ガイダブルさんを利用してからは非常に多くの応募が来るようになり、採用活動がだいぶ楽になりました。
以前は面接できる人がまったくいない状況だったので、常にこちらから連絡できる応募者がたくさんいて助かっています。
人手不足は改善されましたか?
綿貫様:
はい。ここ数年で高齢の日本人メンバーが全体の半数近く退職し、人手不足が深刻な状況でした。外国人メンバーがその穴を埋めてくれたことで、人員確保の課題を乗り越えられました。
外国人採用に対しての不安はありましたか?
綿貫様:
寮の施設は元からあったので、受け入れ準備に対しての不安はありませんでした。
しかし、身分系の外国人の採用は今回がはじめてだったので心配でした。できるだけ来るものは拒まず採用していましたが、国籍は関係なくミスマッチは一定数ありましたね。
今働いている方々はいかがですか?
綿貫様:
ガイダブルさん経由で雇った5人のうち、4人が定着しています。みんなよく働いてくれています。
たとえばペルー出身のサンチェスさん(後半の就労者インタビュー参加者)は、以前は関西で働いていて、すごく流暢な関西弁を話すんです。おしゃべりで気さくで人柄もよく、精神的にも安定しています。
また、サンチェスさんは建設で必要な資格をほぼすべて持っています。重機の作業がとても上手で、特にショベルカーの操作はこの会社でいちばんの腕前です。
想像をはるかに超える優秀な人材で、こんな方が来てくれて本当に驚きました。
一生働いてもらいたいくらいです(笑)

外国人メンバーと築く信頼関係と働きやすい環境
外国人の方とどのようにコミュニケーションを取っていますか?
綿貫様:
日常会話は日本語で行っています。仕事では、日本人だとしても口頭の指示だけでは認識の齟齬が生まれることがあります。ですので、工事の作業内容で誤解が生じないよう、指示の出し方にはさまざまな工夫を凝らしています。
たとえば、現場の説明をするときはGoogleマップのストリートビューを見せたり、360度カメラで建物内を撮影して現場のイメージを共有したりしています。
また「Minecraft(マインクラフト)」の3Dモデルで、工事の全工程を視覚的に再現しています。ゲームを操作して立体の現場イメージを見せることで、進捗状況や完成後の姿をより具体的にイメージしてもらえます。

▲マインクラフトを使用して現場のイメージを伝える綿貫様
また、毎朝「ツールボックスミーティング」という安全確認を行っていて、1日の作業に潜む危険を確認する集会なのですが、経験の浅い外国人メンバーにとってはどこが危ないのか予測するのが難しいみたいです。
そこで、想定される危険項目をひらがなとカタカナでリスト化したマニュアルを作りました。
メンバーにはリストの中からその日の作業に当てはまるものを選んでもらっています。

4名も外国人材が定着している理由は何だと思いますか?
綿貫様:
いちばんの理由としては、日本人のリーダー2人の存在ですね。2人とも精神的にすごく安定していてだれに対しても無茶を言わず、定期的に休憩も取ってあげています。2人のおかげで仕事がしやすいのだと思います。
私としても、メンバーがそれぞれ最大限の力を発揮できるよう、チームの相性や働き方を考慮し、働きやすい環境づくりを心がけています。
また、仕事のがんばりに応じて昇給しているところも定着の理由ではないかと思います。
今後も外国人の採用は続けたいと思いますか?
綿貫様:
続けていきたいです。むしろ建設業全体としては外国人しか採用の希望がないだろうと思います。
数ヶ月前に知り合いの大工にもガイダブルさんを紹介して、求人掲載を始めているみたいです。すでに2人採用することが決まっていて「利用して良かった」と好評でしたよ。
インタビュアー:
ありがとうございます。続いて、就労者の方にインタビューをしていきたいと思います。
就労者インタビュー
【お話ししてくださった方】
イヴァンさん(フィリピン出身|建設業1年目)
サンチェスさん(ペルー出身|在住歴30年、職人)
長谷川 様(2人のチームリーダー)
▲左から長谷川様、イヴァンさん、サンチェスさん
日本で仕事を探すのは大変でしたか?
イヴァンさん:
たいへんでした。ほかの会社は日本語のレベルがたかいところが多くて、採用されるまでたくさん応募していました。
サンチェスさん:
日本に来た当初は、ハローワークで仕事を探していて、派遣社員として働いていたので苦労しました。日本語を覚えてからは、大阪で建設の仕事に就きました。
大阪から横浜に引っ越すタイミングで、ガイダブルの求人広告から林土木建設に応募しました。実はその求人は妻がFacebookで見つけて教えてくれたんです。妻はよくガイダブルのサイトで仕事を探しています。

実際に日本で働いてみてどうですか?
イヴァンさん:
日本ではたらくのは、かんたんなこともあるし、むずかしいこともあります。いちばんむずかしいのは日本語をおぼえることです。
綿貫様:
イヴァンさんは日本語がまだ難しいみたいで、資格を取得するのに苦戦しています。実際の作業内容は完全に理解しているものの、実際のテストになると難しいようです。
サンチェスさん:
私は日本で働くのが好きです。日本に移住してから30年以上経っていて、建設現場のほとんどの仕事をしたことがあるのでむずかしいと思うことはないです。あとはやっぱり無理しないとか、常に状況を確認して慌てないとかを意識して仕事をしています。
長谷川様は外国人メンバーとどのようにコミュニケーションを取っていますか?
長谷川様:
特に意識しているのは、伝わりやすい言い方をすることですね。現場ではひとつの道具であってもいろいろな呼び方があるので「アレ取って」などと抽象的に伝えるのではなく、わかりやすい表現をしています。
彼らが危ないところに行きそうなときなどは、身振り手振りも加えて伝えています。
みんな日本に長く住んでいるので、大体カタコトでも伝わりますね。

職場の雰囲気や人間関係はどうでしょうか?
サンチェスさん:
すごく良好です。この会社では全員が仲良くて、まるでファミリーみたいです。
みんなとても優しくて、コミュニケーションをよく取っています。特に、未経験の人が大変なことは社員同士わかっているので、ベテラン社員が丁寧に教えてあげています。経験の浅い人も一生懸命がんばっていて、私たちも刺激をもらっています。本当にこの会社のメンバーが好きです。
おじいちゃんになるまでずっとここで働きたいと思ってます(笑)
イヴァンさん:
ぼくもこの会社が好きです。みんな仲が良いし、おもしろくて、話しているときがいちばん楽しいです。
ずっとここではたらきたいです。
まとめ
インタビュー中もみなさんの仲睦まじい様子が印象的で、担当者も思わず笑顔になる瞬間が多々ありました。
林土木建設株式会社では、外国人採用を通じて人材不足を乗り越え、「ずっと働きたい」と外国人材が語るほどの強い信頼関係を築き上げています。
綿貫様が「建設業全体としては、外国人しか採用の希望がないだろう」と語るように、ガイダブルは 建設業の採用課題を解決し、未来の成長を支える戦略的パートナーとなり得ます。
採用難の時代を乗り越え、貴社もガイダブルで新たな人材戦略を始めませんか?
まだ採用の全体像が固まっていなくてもご安心ください。
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まずはお気軽にお声がけください。
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