熊本県は外国人に人気？ 外国人増加率は全国7位。人口の動きや多い理由、交流イベントを紹介

熊本県には、多くの外国人が暮らしていることを知っていますか？
2024年末の公的データによると、県内の在留外国人数は29,385人（前年比+14.8％）と発表されています。全国的に見ても増加率は第7位で、ここ数年で大きく伸びている地域のひとつです。

背景には、TSMC（台湾積体電路製造）の進出をはじめとする企業の拠点拡大や、新たな雇用の増加があります。こうした動きにより、仕事をきっかけに熊本へ移り住む外国人が増えているのです。

この記事では、熊本に住む外国人の最新データや、外国人が多い理由、国際交流イベントの取り組みなどを紹介します。
あわせて、熊本で外国人を採用したい企業が知っておきたい行政のサポートについてもわかりやすくまとめました。

【増加率全国7位】熊本県の在留外国人数は年々増加中！

熊本県では、県内に住む外国人の数が年々増えています。
2024年末のデータによると、増加率は全国で7位。多くの外国人が熊本に移り住み、新しい生活を始めていることがわかりました。

ここでは、熊本県に住む外国人の人数や国籍の内訳、どの在留資格が多いのか、そして外国人が多く暮らす地域について、わかりやすく紹介します。

参考：熊本県外国人材との共生推進本部　最新の県内在留外国人のデータ

熊本県に住んでいる外国人の数

2024年12月末時点で、熊本県に住む在留外国人は29,385人です。
前年より3,796人（+14.8％）増えており、九州の中でも外国人が多く暮らす地域の一つとなっています。

とくに熊本市・菊陽町・大津町などでは、半導体関連の企業が集まり、雇用が増えたことで外国人の居住者が急増しています。こうした産業の発展が、地域の人口構成にも大きく影響しているようです。

熊本県に住む外国人の国籍と在留資格

熊本県に住む外国人の国籍別トップ5は、次のとおりです（2024年12月末時点）。

ミャンマーやインドネシア、ネパール、台湾など、東南アジアからの増加がとくに目立ちます。
これらの国々からは、特定技能や技能実習の在留資格で来日する人が多く、熊本県内では製造業や介護業を中心に働いていることがわかりました。

在留資格別に見ると、技能実習（10,322人）が最も多く、全体の約3分の1を占めています。
次いで特定技能（5,729人）、定住者・永住者など（5,280人）が続きます。
なかでも特定技能の人数は前年比+32.3％と大きく増えており、熊本では「長く働ける外国人」を受け入れる動きが広がっているといえるでしょう。

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熊本県に外国人が多くいる理由

なぜ熊本県には、約3万人もの在留外国人が暮らしているのでしょうか。
その背景には、外資系企業の進出や県内産業の人手不足、そしてコロナ禍後の入国制限緩和など、いくつかの要因が関係しています。

とくに大きなきっかけとなったのが、台湾の半導体大手・TSMC（台湾積体電路製造）の進出です。関連企業の拠点開設が相次ぎ、エンジニアや技術者を中心に外国人労働者の受け入れが一気に広がりました。
県の統計を見ると、台湾・ミャンマー・インドネシアなど、アジア各国からの増加が際立っています。
なかでも台湾出身者の伸び率は全国でも上位に入り、経済の動きと人の流れが密接に結びついていることがわかります。

また、成長産業では安定した収入を得やすい環境が整いつつあります。そのため、熊本に新しく移り住む外国人にとっても、働きやすく暮らしやすい地域として注目されているようです。

さらに、コロナ禍で一時的に減少していた技能実習生の受け入れ再開も追い風となりました。製造・介護・農業分野を中心に外国人の数が再び増えており、アジア圏との往来の活発化や雇用の広がりが、現在の増加を後押ししているといえるでしょう。

熊本県が実施している外国人との共生支援

熊本県では、外国人と地域の人々が共に暮らしやすい社会をつくるため、行政が中心となってさまざまな取り組みを進めています。

• 「外国人サポートセンター」では、11言語での生活相談に対応しています。
  在留手続きや医療、子育て、教育など幅広い内容を扱い、外国人向けの多言語生活ガイドも配布しています。
• 「熊本県国際交流祭典」などのイベントを毎年開催し、地域住民と外国人が交流できる場を設けています。
  お互いの文化にふれながら理解を深めることで、地域のつながりも広がっています。
• 企業向けには「外国人材受入企業支援センター」を設置しています。
  採用計画の立て方や在留手続きのポイント整理、紹介・派遣事業者とのマッチング支援など、採用から定着までを一体的にサポートしています。

このように、生活支援・交流・企業支援が連携しているため、熊本では外国人採用が進めやすい環境が整っています。
実際に採用を考えている企業は、まず県の相談窓口で現状を整理し、その上で求人内容の設計や応募者とのつながりづくりを進めると良いでしょう。

熊本県在住の外国人を採用して、人材不足を解消しよう！

熊本はいま、「採用しやすい地域」として多くの企業から注目されています。優秀な外国人材を確保するには、求人設計と選考運用の工夫が欠かせません。
ガイダブルジョブスでは、熊本県内の求職者に一括でアプローチでき、即戦力となる人材の採用をしっかりサポートしています。

• 【求人設計から伴走】
  職種要件の整理、在留資格の想定、面接フローの設計まで、初回相談から実務レベルで一緒に進めていきます。
• 【多言語で伝わる募集】
  日本語だけでなく、英語・ベトナム語・タガログ語などにも対応。言語の違いによる誤解を防ぎ、候補者に正確に魅力を伝えます。
• 【候補者の抽出から面接設定まで一気通貫】
  熊本在住の「就労制限のない人材」や「特定技能」「技術・人文知識・国際業務（技人国）」の方など、適切な候補者を抽出し、面接日程の調整まで代行します。
• 【1案件からでもOK】
  欠員補充や期間限定の増員、複数職種での募集など、状況に合わせて柔軟に対応します。

まずは無料相談で現状をお聞かせください。要件がまだ固まっていなくても問題ありません。
「どの在留資格を狙うか」「どの職種から始めるか」など、今日から一緒に考えていきましょう。

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