いま知っておくべき「外国人採用に関連したニュース」について、厳選してご紹介いたします。

前月の激戦ニュースはこちら!

◉変わる外国人の受け入れ 選ばれる企業を目指して(NHK)

造船業社で働く人たちの画像

人手不足解消のために外国人採用を実際におこなっている造船会社のインタビュー記事です。広島県尾道市に拠点をおくこの造船会社は、都市部にくらべ人材確保にくるしみ、技能実習などの外国人採用で人材を確保しています。

そして採用した外国人人材を育成するために会社内で無料の日本語教室を開催。コストをかけて外国人人材が気持ちよくはたらける環境を整備することで、多くの外国人をあつめているようです。

しかし、「技能実習制度」を廃止し、2027年までに「育成就労制度」を導入する改正法が成立しています。技能実習生を受け入れ、人材不足を解消していたこの造船会社は制度改革にたいして、外国人人材の「転籍」の不安があるといいます。新制度では外国人人材は同じ業種内であれば転職できるからです。

そこでこちらの造船会社は「特定技能制度」の利用を検討しています。一定の日本語レベル、仕事の技術を身につけている特定技能の外国人を採用できれば、教育コストを削り即戦力を確保できるからです。

これから特定技能の外国人人材を採用して、人手不足を解消しようと検討する会社が増えていきそうですね。

◉卒業後も鹿児島で活躍を! 外国人留学生の定着目指し鹿児島市が「職場見学ツアー」(鹿児島読売テレビ)

職場見学ツアーをしている男性の画像

鹿児島では、外国人留学生が卒業後に日本に定着することを目指して、「職場見学ツアー」を開催しました。鹿児島市では、外国人留学生が大学や専門学校を卒業したあと、市内で就職した割合が1割以下だったことが調査でわかっています。

職場見学ツアーでは、実際に働いている外国人従業員と話したり、働く環境を確認できます。来月にも2回ほど職場見学ツアーをおこなう予定だそうです。

このように実際に働く環境や人たちを確認できる機会は外国人人材を採用するのに重要なポイントなのではないでしょうか。

◉「特定技能外国人」制度学ぶ 県内運送業者、受け入れセミナー(北日本新聞社)

運送業者のトラックが並んでいる画像

「物流の2024年問題」と言われるほど人手不足が深刻な「運送業」。労働時間がながく、低賃金というイメージを持っている人もおおく、人材確保に深刻な問題があります。

そのような人手不足問題の解決策についてのセミナーが富山県で開催されました。国土交通省物流・自動車局の職員が講師をつとめ、「特定技能外国人」受け入れについて、関連する制度や採用までを説明しました。

少子高齢化、人口減少がすすむ日本の中でさらに人手不足が深刻な「運送業」。これからはより「特定技能外国人」などでの人材確保がすすみそうですね。

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