2024年最新の日本政府観光局が公開したデータによると、中国と韓国についで訪日数が多いのが台湾人でした。
台湾は一般的に「親日」といわれることが多く、実際に台湾国内で日本の文化は浸透しています。

本記事では台湾人の文化や国民性について紹介し、外国人採用で台湾人がおすすめな理由について解説します。

台湾ってどんな国?

アジア最大級の島国

台湾は東アジア最大級の島国として知られており、国土は九州と等しく、人口は約2300万人となっています。

首都である台北(タイペイ)にほとんどの国民が暮らしており、急速な都市化や政治の中心地として国の中核を担っています。台湾は観光地としても非常に人気で、コロナ前の2019年には年間200万人以上の日本人が訪れていました。

親日国である

台湾は親日国としても有名です。

その背景には日清戦争の敗北による日本の統治時代があります。一般的な統治関係とは異なり、当時の台湾は日本に対して不満や否定的な感情を持たず、むしろ親日的な感情を根付かせました。
理由としては主に、台湾のインフラ整備や経済成長に日本が大きく貢献したことが考えられています。

また日本による統治が終わり、中国返還後に発生した国民党政府による台湾人に対する弾圧事件(228事件)も日本統治時代を平和であったと振りかえり、親日感を強める要因となっています。

留学生も多い!

日本への台湾人留学生も多く、2023年の調査ではトップ10に入る6,998人を記録しています。
親日であるのに加えて、距離が離れていないことから両親による了承が得やすく、留学先として選ばれやすいのでしょう。

参考:文部科学省 「外国人留学生在籍状況調査」及び「日本人の海外留学者数」等について

台湾の宗教・言語・教育

宗教

台湾には仏教、道教(※中国古代の民間信仰や神仙説に道家の思想などが加わった中国の宗教)、キリスト教、モルモン教、イスラム教、カトリック教など、さまざまな宗教を信仰する人がいます。
国民性としては伝統信仰を崇拝するだけでなく、外からやってくる宗教思想を幅広く受け入れてきた歴史があります。

現在では道教と仏教が混ざったような信仰が中核となっています。
また多くの先進国と同様に、熱心に宗教に打ち込む若者は基本的に少なくなっています。

言語

言語としては、戦後母国語になった「北京語」(中国語)が公用語となっています。
しかし家庭では、台湾語を使っている家庭もあります。
年配の方や南部では台湾語を話す人が多いですが、台湾の最大都市である台北(タイペイ)に住む人や、若者の中にはまったく台湾語を話せない人もいます。

現代では台湾語は方言のようなものとなっているようです。

教育

台湾政府は2014年に、9年間の義務教育を12年間に延長しました。
高等教育進学率を上げることに注力しており、大学進学率は約80%ほど。

日本では大学進学率はわずか54%(短大を入れても64%)であることを知ると、いかに子供を高等教育に進める施策がうまくいっているかがわかります。

台湾人の特徴

以下では台湾人の特徴から、日本の職場に適した理由について解説します。

フレンドリーな性格

台湾は比較的温暖な気候ということもあり、とてもフレンドリーかつおおらかでです。
イメージとしては沖縄に近しいものがあります。

おおらかで親切な台湾人は、コミュニケーション能力を活かして、職場でも日本人とうまくつき合っていけるでしょう。
とくに若い世代は日本のサブカルチャーに興味があります。
日本のドラマやアニメなどをみることを趣味にしている方もいるので、雇った当初からある程度の文化を理解している方が多い傾向があります。

人間関係が構築しやすく、円滑なコミュニケーションがとれるため、一緒に働きやすいでしょう。

柔軟な姿勢

台湾人は必要以上に、「他人の目を気にしない」ともいわれています。
日本は他人の目を気にする傾向が強く、その性格が礼儀や敬語、謙譲語などの言語面にも現れて来ます。
しかし、台湾の礼儀作法・言語形態は必要以上に人目を気にする、という文化を背景としていないと言われています。

そのため、台湾人は初対面の人とのコミュニケーションが得意であったり、新しい提案を抵抗なくできる特徴があります。

また、異文化の受け入れに対して積極的なのも特徴の一つです。
台湾人は外国の文化に興味や憧れを抱く方が多く、基本的に尊重して取り入れる方が多いといいます。

他の国民に比べて、社内環境に馴染みやすく、新たな物事にチャレンジしやすい傾向があるようです。

はっきりとした性格

台湾では自分の考えや意見をはっきりと伝えることが一般的です。
日本人によく見られるような曖昧な表現は基本的に使わず、内容関係なく率直に思ったことをいいます。

また、物事の決断に時間をかけない一面もあります。
そのため、仕事の処理にも時間をかけることなくスピーディーにこなす傾向が強いようです。ビジネスにおいては成果が重視されるため、ものごとに優先順位をつけて効率よく処理します。

その反面「細部にまで目が届いていない」というケースも考えられるため、注意するようにしましょう。

台湾人の働き方・仕事に求めるもの

成果主義

台湾ではアメリカやイギリスと同じように、仕事において成果主義が一般的です。そのため、仕事の進捗状況を気にする文化はなく、結果さえ出していれば残業もしません。
また、自分の業務に集中し、他人のをあまり気にしない労働環境であるため、日本で大切とされている報連相のようなコミュニケーションは重視していない傾向があります。

ただ、代わりに自分の担当していることに対する責任感は非常に強く、中途半端にしない特徴があります。

そのような文化があることを理解した上で意識的に接し、一緒に働くと良いでしょう。

転職にポジティブ

台湾人の多くは、転職を収入向上などのチャンスとして受け止め、ポジティブな印象をもっています。

より良い待遇を求めて転職をすることに積極的なため、長く同じ企業に勤める方は少ないといいます。
その要因として台湾では日本とちがって通年採用が行われており、就職活動の期間が明確に決まっておらず、常に適切な人材がいれば採用する環境があります。

採用を決めて長く働いてもらうには、結果に見合った待遇や、年功序列に頼らない成果主義型の報酬を与える必要があると言えます。

日本で急増中の外国人3選

外国人採用の参考として、台湾人以外にも日本で急増している国民を解説した記事がありますのでご覧ください。

バングラデシュ人

バングラデシュ人の特徴は? 文化や国民性・働き方を解説

ネパール人

【日本で増加中!】ネパール人と仕事をすることになったら? 文化や特徴・国民性・歴史などについて解説!

インドネシア人

急増するインドネシア人の労働者! 留学生に聞いたいまの国内事情、就職は日本より過酷?!

おわりに

台湾人の特徴と、日本の職場で雇用するのに適した理由について解説しました。

人手不足が著しく、観光客が急増している日本において外国人は貴重な人材となっています。
採用に失敗しないためにも、ぜひ他の記事も参考にして優秀な外国人材の採用を成功させましょう!